病院までの長~い道のり。 [日々思うこと]
どうも、いらっしゃいまし。
お茶を一杯いかがでしょうか?
さてさて・・・世間はゴールデン・ウイーク突入ということで、老いも若きも「レジャーだ、旅行だ、遊ぶぞワッショイ!!」ムード満載でございましょうが、猫たぬきは未だに咳止まらず・・・。驚異の治癒能力で風邪を治したと思いきや、咳だけは如何ともし難い・・・。何故だ?
しかししかし・・・猫たぬきにとって「病院に行く」、ということは「負ける」ということ・・・(だから誰に?) と、いうことで夜中にヒソヒソと殿とふたりで家族会議。(ヒソヒソとやる必要はないですが)
殿「これだけ風邪が長引く・・・というのはいかがなものか?」
猫「熱はないし、食欲はあるし、風邪ごときで病院に行く・・・というのもいかがなものか?」
殿「しかし、風邪は万病のもとと言うではないか」
猫たぬきは、そこでハタッと気付く。
確かに。
確かに、この咳はオカシイような気がする・・・。
昔から私の風邪のパターンは、鼻からくるもの。しかし、今回は喉からきた。
熱は引けども、咳はおさまらない。
食欲だけはあるんだけどなぁ・・・。
「風邪」だと思っていたけれど、もしかしたらとんでもない病気なのではあるまいか?
家族会議の結果、泣く泣く白旗を掲げ、「病院」なるものへと行くことにしたのでありました・・・。
町医者よりも総合病院の方が何かと都合良かろ、と、家から車で5分の総合病院へ。
今の病院って、何もかもがデジタル化してるのね。昔ながらのアナログ人間にゃついていけないさ。
受付で保険証を提示し、「こうこうこれこれの症状が」と直訴すると、コンピュータでピピっとデータを入れ、すぐさま診察カードを作成し、「総合診療科へどうぞ」と指示が。
「病院に来ると病気になる」・・・というのが私の持論であります。
ま、確かに病院には「病人」が来るわけですから、ニコニコ笑ってる人間は皆無に等しく、皆暗い顔をして待合室に座っている。ゴホゴホ咳をする人間も多く、私もマスクにて武装する。
受付に、受付番号を書いた紙と診察券を出すと、「初診ですね?」と聞かれ、問診表と体温計が渡される。
体温を計りながら、問診表にこと細かく自分の症状を書き込んでいく。こういう書き物に、ありとあらゆる情熱を注ぎ込むあたり、やはり「モノを書く人間」のサガだろうか・・・?(解答欄からはみ出すくらい書いてるやん・・・)
長い待ち時間を経て、「○○さん(猫たぬきの本名)」と呼ばれる。
中に入ると、眼鏡をかけた「ザ・医者」という感じの気難しい中年男性が座っておりました。
「咳が止まらないんですね?」
今って、ホントに病院もパソコン管理なのね。
私の書いた問診表をパソコンに打ち込みながら、目はパソコンに注がれたまま医者が言う。
「はい。4月11日から風邪を引きまして、まず喉が痛くなり、次に鼻詰まりがして、15日に8度を越す熱が出ました。頭痛を伴っていましたので、市販の解熱鎮痛剤を飲んで・・・」と、「私が風邪を引いてから今まで」の症状をまたもやこと細かく説明するのを、ふんふんと聞いている医者。しかし、その目は患者ではなくパソコンに注がれたまま。
・・・昔の医者って、患者を見てしゃべってたよねぇ・・・? 今はパソコン見ながらしゃべるんか?
医者は、私のしゃべる症状を聞きながらパソコンに入力し、やっと私を見る。(・・・一体何分経ってからや?)
「まず、ふたつの原因が考えられますね。気管支に炎症を起こした場合と、鼻炎などからくる喉への炎症」
「はあ」
「咳が出るということなので、気管支炎のお薬と咳を抑えるお薬、風邪薬を出しておきましょう。もし症状が変わらなければ、また来てください」
「はあ」(・・・って、もう終わり? 検査ナシ?)
看護師さんの「お大事に」の言葉に送られて、診察が終わったのが受付から1時間半後。(ほとんどが待ち時間やがな)
会計に、カルテ(というか紙)を出すと、「ご精算は機械でお願いします」と、会計嬢の返事。
「は?」
「診察券を入れると、金額が表示されますから」
・・・今って、会計も機械なんですか・・・?
領収書と一緒に出てくる機械からの「お大事に」の言葉って・・・何かむなしい(--)
いや、別にね、テレビで見る「難病との闘い」ではないのだから、「医者と患者との心の交流」・・・を求めてるわけではないけれど、ああも「パソコン入力による検査ナシの診察」と、「機械による精算」で、果たして「病気を治す」ことが出来るのだろうか?
病院って、治癒能力では解決出来ない病気だから来るんじゃないの?
ロクに検査もせず「薬出しときます」じゃ、薬局だけで事足りるんじゃないの?
「病院」って、「医者」って・・・何だ???
生まれてこのかた30数年・・・。
幼少の頃はいざ知らず、物心ついてから自分の意思で病院へ行ったのは数知れている。
ギリギリまで我慢して救急車に乗ることもしばしば・・・。もちろん緊急手術になったりする・・・。
でもね? でも、私は思うのよ。
病人って、病気だから病院に行くのだけど、もっと病んでるのは「心」の方。
ただの「風邪」なのに、「大変な病気じゃないのかしら?」とか、疑心暗鬼になったりする患者を、まず「大丈夫ですよ」とニッコリ笑顔で勇気付けるのが「医者の務め」なのじゃないかしら・・・と。
患者の目もロクに見ず、検査もせず、「風邪」と決め付け、申し訳程度に聴診器を当て、喉の奥を見るだけで、高い「診察料」を取るのが普通なのか?
患者の症状をパソコンに入力するのなんざ、患者が帰った後ですることじゃなかろうか?
あ~あ、また「病院」が嫌いになっちゃった・・・(--) ・・・しかし、病院の話はまだ続くのでありました・・・。
それでは、お茶にいたしましょう。
咳すると、喉と胸が痛くなる・・・。アバラに響くのだろうか?
喉を潤すのは、やはりお茶。紅茶をいただきましょう。
それではまた、お逢いしましょう。
共通テーマ:日記・雑感
おざっす。
生身の医者なんて居なくなり、「機械オンリーの病院」になっちゃうのもSFの世界の話ではなくなりそうっすね。
ともかくまぁ、お大事に。
by (2007-04-29 06:11)
ごぶさたです。
お元気ですか?・・・そうじゃないから病院か。
まあまあ、病院に行くとケロッと治っちゃうかもしれないですから。結果オーライでいきましょうよ。
by ウチータ (2007-04-29 08:52)
「病院」お疲れ様でした(^^;)
なんか、この話を読んでると、ほんとに「よく行ってきたね!お疲れ様!」って言いたくなっちゃいました(^^;)
ウチの方は田舎のせいか、こんなにコンピュータ制御はされておらず、
お医者様はちゃんと患者の方を見て、「はい、”あ~~ん”ってして」ってやりますよ☆
お会計も受付嬢(??)が「お大事に」って言ってくれます。
・・・・ま、私の場合、最近は自分じゃなくて娘の付き添いで行くくらいなので、子供を「そんな扱い」されたら、「2度と来るかっ!バカ医者がっ!」って怒っちゃいますね(^^;)
とにもかくにも、「脅威の治癒力」で治してくださいまし(^^)ノ
by なっちん (2007-04-29 12:55)
こんばんははじめまして。どうやら私も風邪のようですが、仕事と趣味上の不摂生だと言うことは分かっているのでてなおします。やっぱ、病院きらいですー。
by (2007-04-29 20:29)
こんばんは、カズぼん(^^)ノ
星新一か筒井康隆の世界やね・・・(笑)
そんな世の中になったら病気になんてなれないよ。あ、どんな病気もこの薬ひとつで治るってモノが出来たら、そもそも病院とか医者って職業もなくなるな・・・そんな世の中になるのかねぇ(--)
お大事に・・・したいけど、自分の病状が何が何だかわからなくて・・・(泣)
by 猫たぬき (2007-04-30 02:56)
お久しぶりです、ウチータさん(^^)ノ
新しい職場は慣れましたか? 街の住み心地はいかが?
結果オーライ・・・確かに。
治ったら、ウチータさん家(もちろんブログよ・笑)にもお邪魔しますです~♪
by 猫たぬき (2007-04-30 03:00)
こんばんは、なっちん(^^)ノ
ホント、「よくがんばった!!」って感じなの。次の記事には、もっとすごいことが書いてある(--)グスン。
こっちも田舎なんだけどねぇ・・・そういうとこだけ発展しちゃってんの。人との交流がある田舎のがいいよ、絶対!! うらやまし~(^^;
ま、エエ年した女に「はい、ア~ンして♪」とは言わんわな(笑) そんな医者、別な意味でコワイよね(^^)
・・・治癒能力で治すしかないっす・・・がんばります(--)ノ・・・。
by 猫たぬき (2007-04-30 03:05)
こんばんは。初めましてGabrielさん!!(^^)ノ nice!&コメント、ありがとごうございます♪
風邪ですかぁ~。私も最初の原因は不摂生のタマモノなのですが・・・(^^;
病院イヤですよねぇ・・・。
もう二度と行かん!! って思っちゃいましたよ、今回も。(毎回行くたびに思うんですけどね・・・)
お互い、治癒能力を最大限に発揮して治しましょうぞ!!(笑)
完全に治ったら、そちらのブログにもお邪魔しますね~♪ これからも仲良くしてくださいませ~♪(^^)ノ
by 猫たぬき (2007-04-30 03:11)