猫たぬきの、気ままカフェでのんきにお茶を。

違和感のない出逢い。　[私の精神論] [編集]

　どうも、いらっしゃいまし。
お好みのお茶をお申し付けくださいませ。

　最近、ブログ更新がとびとびになってしまいました。
　どうも、性格的に、あっちもこっちもと、ふたつのことが出来なくて失礼致しておりました。
　昨日は、我が家にお客様がお出でになったものでして・・・。
　何を隠そう、そのお客さまとは、ブログコメントによく登場する「みこ」さん、と「kiyo」さん。そうです。活字だけのお知り合いなはずの方々と、実際にお逢いすることができました!!
　本日のお題「違和感のない出逢い」です。

　自宅カフェの店主とは言え、実際のお客さまは「殿」おひとりで、もっぱら活字だけの「お茶屋」でしたが、実際に当「猫カフェ」（←猫は一匹もいませんが・・・あ、店主が猫です。いや、たぬきか？）に、殿以外のお客さまのご来店に緊張しておりました。う～ん、緊張し過ぎて、「猫エプロン」（←猫カフェの制服）付けるのも忘れてたぜ・・・。
　「猫カフェ」臨時開店に備えて、お家をキレイに掃除して（←いつも如何に掃除してないかがわかる発言）、おもてなしのケーキを焼いて、お菓子とお茶を用意して・・・と、前日当日は、ひとりでてんやわんや・・・。う～ん、何ていい加減な「お茶屋」だこと・・・。

　お互い顔を知らないブログの世界のおひと・・・。私はパソコン通ではないので、「オフ会」と言うんですか？　パソコン仲間同士が集まるような会に出席したことはなく、顔を知らないひととあったことは人生の中でまだ一度もなかったのですが・・・。
　待ち合わせは朝の10時。清水港の魚市場で、新鮮なお魚を食べてから「猫カフェ」でお茶を・・・という趣向をご用意致しました。（ちなみに私は生魚全般ダメなので、穴子天丼をいただこうかと）
　おふたりは新幹線でいらっしゃいました。静岡駅で感動のご対面!!（←生き別れの姉妹かっ?!）

　やるやるとは思っていましたが、やはりやってしまいました大遅刻。10時に待ち合わせのはずが、何故か時刻は10時半・・・。血液型の「Ａ型は時間に几帳面」というのは絶対ウソだと確信しつつ、改札を挟んで、向こうとこちら。予め教えて頂いていた携帯電話で会話しながらのご対面。手を振るみこ姐（すでにブログコメントを随時読んでくださっているご常連のお方はご存知でしょうが、私にとって「みこ」さんは、「みこ姐（あねさん）」です）と、kiyoポン（「kiyo」さんではなく、kiyoポン。同い年だからね）、こちらで手を振る私・・・。

　何だろう、「違和感」がまったくない・・・。

　いくらブログで毎日のように会話をしているとはいえ、顔のない文字だけの世界。私が何度も推奨する「行間を読んで性格を読む」という前振りはあったとしても、初めてのご対面ではやはり「想像とは違う」といった感じの「違和感」があるのだと多少は思っていたのですが・・・。それが、まったくないのです。
　乾いた喉を潤す水のように、すっと体に溶け込んでいく。
　聴き慣れた音楽のように、すっと耳に馴染んでいく。
　顔立ちとか、声とか、そんな表面的なものでない「何か」。
　その「何か」と、私の感覚に「違和感」がない。

　とくに「みこ姐」と「私」は、おそらく初めての出逢いではないかもしれない。
　最初、手を振ったとき「私はあなたを知っている」と感じた。
　彼女（みこ姐）は、私のことを、この表紙のスキン↑の「たぬき」がしゃべっていると感じたらしい。スキンからそのまま抜け出してきたんじゃないか？　と・・・。←オオイっ!!　みこ姐く～ん。・・・パイ食わねぇか？（←大泉洋氏風にどうぞ♪って、・・・ネタが解りづらいわっ!!）　
　わかったアナタはかなりの「どうでしょう」通　（－－）ｂ　☆

　清水魚市場でお昼ごはん、猫カフェでお茶・・・というコース。
　新鮮なお魚さんは「堪能」していただけたと思いますが、「猫カフェ」の方はご満足いただけたかどうかは定かではないですが（ふたりとも「遠慮しぃ」さんなんだからぁ～。「猫カフェ」の猫たぬきは給仕さんなんだから、こき使ってくれていいのよん）、とにかく楽しく会話＆お茶をしつつ「猫カフェ」閉店のお時間となりました。
　本当は泊まって行ってもらいたかったのですが、如何せん「みこ姐」はまだ新婚さん♪　みこ姐の携帯にだーりんから、「早く帰っておいで～♪」とばかりに、お帰り催促メールが入ってくる・・・。（いいな～、新婚さんはラブラブで）

　そういえば、昨日は「秋の嵐」でしたね。昨日の静岡は「雨のち晴れ」。何という天気予報・・・。と言いますか、猫たぬきは無類の運悪し雨女・・・しかしみこ姐は天下無敵の晴女・・・。
　無類の運悪し雨女VS天下無敵の晴女の対決。どちらが勝ったかお解かりでしょう・・・。みこ姐が新幹線で、太陽を連れてきた。昨日の静岡は、真っ青な青空の広がった晴天でございました。
天下無敵の晴女、みこ姐恐るべし・・・。でも、やはり世紀の対決であったらしく、静岡は荒れ狂う
風・風・風。春一番とは季節が違いますが、もしマンションのベランダに洗濯物など干していたら、下の通行人の頭の上にパンツが降ってくる、というマンガのような事態が起こっていたでしょう・・・。（ウソつけ）
　しかし・・・本当は今日、おふたりに来ていただきたかったっ!!（児玉清氏風にどうぞ♪）
　何故なら、昨日の富士山も美しく見事ではありましたが、今日の富士山は極上の富士山なのであります。静岡に住んでいても極上の富士山を見られる日は年に数えるほどで（夏はほとんどもやっていて見えないし、雪が残ってない夏富士だし）、昨日とはうって変わって風も穏やかで、少し肌寒さを感じるものの、オープンカフェには素晴らしい最良の日・・・。ああ・・・くやしい・・・。

　おふたりは私にたくさんのお土産をくださいました。
　逆サンタ状態?!　とでも言いましょうか・・・。大きな鞄がまるでサンタクロースの袋の如く、これでもか、これでもかぁ、と素敵なプレゼントが次々とびっくり箱のように飛び出してくる・・・。おふたりってば、「気ぃ使いぃ」なのね。普通は「いやいやそんなお気遣いなく・・・」と社交辞令的に辞退するものなのかしら？　ちなみに関西人の辞書には「遠慮」って文字はないからね。気持ち良く頂いちゃいました（＾＾）ｖ　←少しは「遠慮」せんかいっ!!

　みこ姐は、お得意の編み物で作ってくださった茶帽子（お茶を蒸らすためにポットにかぶせるもの、ティーコゼーと言う。茶帽子の方が響きがカワイイので・・・）と、ティーマットのセット!!　それとクマのあみぐるみ!!　私のハートを直球どストライク!!
　ううっ・・・すごいよ、すごすぎるよ・・・。売れちゃうよ、これ。と言うか、市販品でも、ここまでのもの見たことないよっ!!　サーカスのテントみたいな六角形の作りで、てっぺんに白のボンボリがついて使いやすさ満点!!　もったいなくて使えないよ!!（それじゃ意味ねぇだろっ!!）　本当は写真でご紹介したいところですが、私はデジカメ使えないので文章から想像してください・・・。私の拙い筆力でどこまで実物の良さが伝わるでしょうか謎ですが・・・。あ、クマの方は「みこ」さんのブログに実物がご紹介されてますので、ご覧くださいね。（「みこ」さんのブログ、記事「親バカ」参照）
　ちなみに名前は「ここあ」と付けました（＾＾）ｂ　
　実はこれ「たぬき」が「クマ」に化けてるのよん♪（←と、みこ姐が言っていた。・・・葉っぱでも頭に乗せとこか？　そういえば↑の「たぬき」は葉っぱ持ってるよ・・・やっぱりこれも私？）
　大事に致しますです。「ここあ」の方は、すでにイタリア国旗のスープカップに浸かってカップボードの中に君臨しております。茶帽子もカップボードに収めました。（←活用しろやっ!!）
　あ、もうひとつサプライズ土産「ナッツボン」!!　コレにつきましては後日くわしくブログで・・・（笑）
　そうそう・・・、労働のお土産も・・・。みこ姐には、「編物が上手＝裁縫も上手」な腕を見込んで（というか、ほとんど脅迫に近いイキオイで）、スカートの裾あげをお願い（いや、脅迫）致しました。
　洗濯したスカートを片付けようと、糸くずだと思って糸を引っ張ったところ、ピーっと全部裾の糸がほつれてしまいまして・・・裁縫の苦手な（いや、ほとんど出来ない）私は、見なかったことにして、そのスカートをタンスの奥深くに仕舞い込み、しばらく闇に葬っておりました・・・。チ～ン（合掌）
　お優しいみこ姐は「ひとン家来て、裾のまつり縫いさせられるとは・・・」と言いつつも、見事な仕上がり!!　さすがっ!!　これで我が家の闇に葬られていたベージュのスカートが日の目を見ることが出来ました。ありがとう、みこ姐!!　（＾＾）ノ　（←お前がやれっつーの!!）

　kiyoポンのお土産、これも私のハートに火をつけた!!（「どうでしょう魂」に、ですな）
　東京で放送されている「水曜どうでしょう」をDVDに焼いてくれたモノ!!　
　まだDVD化されてないものが目白押しっ!!　「どうでしょう」ファンなら垂涎モノの「５周年企画
札幌～博多　３夜連続深夜バスだけの旅」!!　題名だけで、どれほどの「過酷」で「楽しい」作品かわかっちゃうぜ。サイコロ４、サイコロ５もあるしっ!!　殿と一緒に「週末深夜は、どうでしょう日」だっ!!
　それと・・・kiyoポン・みこ姐・私と三人おそろいの小さな布製バックとポーチのセット!!　カワイイの。すごく。私は渋い茶色でした♪
　もうひとつ。（どれほどお土産もろとんねん）　クイーンアリスの焼き菓子!!　「殿にどうぞ♪」とくださいました。殿は一個食べるなり「旨っ!!」とイッキ食いしそうになるし・・・オイオイ・・・。
　お菓子はひとり一日一個まで!!（←どんな基準やねん?!）

　ひとからもらう贈り物って、すっごく大事にしてます。大事に食べます。
　自分で買うものも大事ですが、ひとが私のために作ってくれたもの、選んで買ってくれたものは、限りなく貴重なものです。そのひとの人生の中で最も貴重な「時間」を、私のために使って贈り物をくれるのですから。それは「単なる贈り物」ではなくて、「そのひとの貴重な時間を含めた贈り物」です。誰しも、嫌いな人間に贈り物などしないでしょう。ひとから贈られるものには「そのひとの気持ち」がいっぱい詰まってる。
　だから「嬉しい」のであり、「格別」なのである。

　そして、何より何より、おふたりの、だーりんとの「結婚写真」と「お話」!!　これが一番の「お土産」ですよね。お茶を極上の味にするのは、何よりもお茶を飲みながらの「会話」。
　とくに「ラブラブ話」は、女の大好きな話題のひとつ。食いつきまくりでございます。
　どんなにお茶が極上でも、会話も何もなしで飲んだら、「ただのお茶」でしかない。どんどん溢れ出て尽きない楽しい会話が、何の変哲もないお茶を極上の味に変える。一緒に飲むひとと、そのひととの会話で、お茶は何倍も美味しくなっていく・・・。

　これを「違和感のない出逢い」というのかしら？
　初対面で、尚且つ、今まで顔も知らない声も知らないブログだけの繋がりが、実際の繋がりに変わる瞬間に、何の障害もないのは。
　「私はあなたを知っている」と、無意識のうちに思えるのは。

　私は今まで、北海道に対してそれを感じたことがある。
　「私はこの土地を、匂いを、風を知ってる」と。
　おそらく前世があるのなら、私は北海道で生まれ落ち、育ったに違いない。

　ひととの出逢いもそうである。
　「あのひとに逢いたい」と思った瞬間、「あのひと」は自分の近くに居る。
　その昔、殿と私がプチ遠距離恋愛であった頃、「逢いたい」と思った瞬間に、殿のつい先日まで住んでいたアパートに足を向けたことがある。もちろん、殿は違う土地へ引っ越していてアパートは空き家である。そこに殿がいるわけがない。
　しかし・・・殿は居たのである。
　アパートではなく、駐車場に車を止めて。
　駐車場は、まだ一週間ほど契約が残っていた。
　車の中で、数時間仮眠して、車を引越し先へ持っていこうと大阪へ戻ってきていたという。
　「逢いたい」と心底願えば、想いは叶う。
　お互いが同じ想いであるなら、必ず叶う。

　私は、今回、静岡まで訪れてくれたふたりに心底逢いたいと思った。
　おふたりも同じように感じてくれたのだと思う。
　それが「違和感のない出逢い」である。
　お互いがそれを望み、それを叶える・・・。
　お互いが同じ思いで願わなくては叶わないものである。
　「社交辞令」で話をしていては、出逢いはない。
　人がひとたび本気で「あのひとに逢いたい」と思えば、同じ引力に引き寄せられて、いつかどこかで、どんな不思議な巡り合わせでも、必ず出逢っていくものである。
　無神論者なので、神がそうさせるとは思わないが、少なくとも「ひとの出逢いの不思議」は、双方の想いの引力であると、私はそう信じている。