猫たぬきの、気ままカフェでのんきにお茶を。

真夏に美味しい、カレーの作り方。　[お茶と食事の話] [編集]

　どうも、いらっしゃいまし。
お飲み物はいかがでしょうか？

　今日のネタは昨日から決まっていました。昨日のブログを書いているときから決めていました。久しぶりの食の話です。お好み焼きネタ以来です。今日のお題「カレー」です。

　子供の好きなものは、「おかーはんやすめ」だそうです。
　まず、お「オムライス」、か「カレー」、はん「ハンバーグ」、や「ヤキソバ」、す「スパゲティ」、め「目玉焼き（つまり卵料理ね）」。たぶん、間違ってないと思う・・・。やは野菜炒めかなぁ。いやいや、ヤキソバだろう。私なら、「お」は確実に「お好み焼き」にするのだが・・・。ちくしょう、子供の奴め。
　おかーはんやすめの名の通り、作る方は楽でいいかも。簡単というより、調理工程が楽なのね、オムライスもヤキソバもスパゲティも目玉焼きも、フライパンひとつで調理出来る。ハンバーグも下準備がいろいろあるけど、焼くのはフライパンひとつだしね。
　カレーに至っては、鍋ひとつ。ただし、これこそ下準備が大変!!　世の中のダンナさんも子供も、「カレーは手抜き料理」と思うところあるでしょうが、これがなかなか大変なのですぞ。
　本日は、カレーの偉大さをお教えしましょう。

　昨日のブログの最後の方に書いたけれど、どうも私の食欲というのは「視覚」に左右されるらしい。前に、殿がピザのメニューを何気なく見てたの。そしたら、もうピザが食べたくて、食べたくて、でも宅配ピザって、熱いうちに届けるとはいえ、チーズがとろ～って感じではないでしょ。あれはどうもね。窯で焼いた熱々ピザが食べたい～!!・・・と思っても、近所に美味しいイタリアンレストランがない。あの日は一日中何をしてても「ピザ、ピザ、ピザ・・・」って小声で唱えてた。食に囚われると、人間怖いね・・・。
　で、テレビの画面でカレーなんか見ようものなら、「今日はカレーだ!!」とすぐ脳がカレーモードになってしまう。想像力が豊かなのか、妄想大王なのか、テレビは映像しか映してないのに、そのカレーの匂いや、辛さまで想像できてしまう・・・。妄想し過ぎ・・・？
　テレビのグルメ番組ってやたらと多い。特にＢ級グルメの王様、カレーとラーメン。卑怯だよね。高級松坂牛ステーキコース、二万円!!　とか言われちゃうと「無理だな」って思うけど、カレーなら家で作れるし、ラーメンだと、「今すぐ食べたい!!」モードになっても、何故か近所に美味しい店が一、二件必ずある。車で国道まで出れば、夜中まで開いてる店だってあるしね～。あぁ、番組の思うツボだぁ!!

　と、戯言はこの辺にして、猫たぬき流、カレーの奥義を伝授しましょう。
　し・か・し、昨日のブログに書いたように、我が家のカレーは何故か味が安定しない。中に入れるモノはそう変えてないと思うけど、どうしても毎回味が違う・・・。我が家の七不思議のひとつ・・・まあ言っちゃえば、私自身がすでに不思議ちゃんなんですけどね、実際・・・。
　というわけで、極上カレーになるかならないかは、運次第（何で?!）。幻のカレー目指して、挑戦してみてください。

　チャララッチャ、チャチャチャ♪（三分クッキングのテーマ）猫たぬきの三時間クッキング（長っ!!）

　　　　材料～♪（約１０皿分）

・好きなお肉　　　・・・適量（牛肉、豚肉、鳥肉、ミンチ・・・何でもどうぞ。ごちゃ混ぜでもＯＫ）
・たまねぎ　　　　・・・・２個
・じゃがいも　　　・・・・１～２個
・にんじん　　　　･････１本
・赤ワイン　　　　・・・・適量（料理用でも、飲み残しでも）
・カレー粉　　　　・・・・大さじ1くらい
・カレールー　　　・・・・だいたい一箱分くらい（お好きな市販品を数種類混ぜる）
・コンソメキューブ　・・・１個
・生姜　　　　　　　・・・・１片
・にんにく　　　　・・・・・１～２片

　　　　　作り方～♪

・薄くスライスしたたまねぎを油で炒める。飴色になるまで炒めるのがベストだけど、ま、適当に。（このいい加減さが味を左右するのかも？）
・たまねぎがいい感じ（どんな感じや?!）になってきたら、肉を入れて炒める。
・生姜、にんにくをみじん切りにして加える。香りがたってきたらカレー粉を入れてさらに炒める。ここで材料にはないが、好みで乾燥バジルなどの香草系を加えてもよい。超辛いのが食べたいなら唐辛子を一本加えて炒める。（唐辛子は水を入れる前には取り出す）
・肉に火が通ったな～というところで、鍋底が隠れる程度に赤ワインを入れて軽く炒める。適当にアルコールを飛ばして、水を入れてフタをしてひと煮たちさせる。
・じゃがいも、にんじんは、適当な大きさに切って、コンソメキューブと浸るくらいの水で別鍋でゆでておく。
・鍋が沸騰してきたら火を弱めてざっと灰汁を取る。カレールーを入れてゆっくりとかき混ぜ、完全にルーを溶かす。溶けたら、フタをして弱火から中火の間で煮込む。ときどきかき混ぜて、約一時間ほどとろ火で煮込む。肉がやわらかくなったら、ベースカレーの出来上がり。

♪ポイント♪
・ベースカレーが鍋一杯に出来るので、保存する分はここで分けておく。私はジップロックのケースに小分けして冷凍する。野菜と一緒に水で煮込めば、一食分ないし二食分のカレーがすぐ出来る。レトルト買うより、断然いいよ。

・食べる分だけ残したカレーに、別鍋でゆでておいたじゃがいもとにんじんをコンソメスープごと加えて再び煮込む。スープで薄まるので、カレールーを足して味を見る。（この時点でいつも味が違う・・・）
・野菜たっぷりカレーにするため、たまねぎ、なす、かぼちゃ、ピーマン、トマト、ほうれん草、ブロッコリー、いんげん、しめじ、などお好みの野菜を一口大に切って軽く炒め、鍋に移す。ゆで卵を丸いまま入れるのもあり。（ゆで卵は皿に移すときに、じゃがいも大くらいに切って盛り付ける。いくらなんでもドンと丸いままじゃね・・・）再びひと煮たちさせて、出来上がり♪

♪ポイント♪
・じゃがいもがちょっと煮崩れてきたかなってときが食べ頃。じゃがいもは溶けちゃうよりもゴロゴロ入ってるほうが絶対おいしい!!

　時間的には、二時間から三時間ですかね。ね？　カレーって、結構手間暇かかるのさ。圧力鍋があったらすぐに出来るみたいだけど、あれ、蒸気抜くときに上手くやらないとヤケドするとか聞いたので、怖くて使えない・・・。昭和の人間はやっぱり普通の鍋で。テフロン加工のやつを使ってるだけ進歩？（今や普通だろ）
　ちなみに、我が家では大豆を加えたカレーを作ることもある。大豆をそのまま入れるのではなく、たまねぎと肉を炒めたあと、煮込む前に入れる水を、大豆と共にミキサーにかけて大豆を砕く。その大豆と水を混ぜたものを入れて煮込む。大豆カレーにする場合、赤ワインは入れない。乾燥バジルなどの香草も入れない。しょうゆをちょっぴり加え、唐辛子を入れる。大豆カレーは甘くなるので、ルーは中辛より辛口を。それでも、出来上がりはかなりマイルドになる。
　スパイシー系カレーが食べたいときは、カレー粉で炒めるところを、スープカレーの素（ペースト状のやつ）を入れて炒めると仕上がりがかなりスパイシーになる。

　カレーの一番良いところは、何を入れてもそれなりの味になることと、カレーひと皿で野菜がふんだんに取れること。しかも、淡色野菜ではなく、緑黄色野菜が取れることだ。
　野菜カレーにサラダを添えれば、立派に栄養たっぷりの食事になる。子供の嫌いな代表野菜のにんじんなんかは、すりおろして混ぜちゃえばわからないしね。私は野菜室に残ってる野菜を何でも入れちゃう派（だから味が毎回違うのか・・・納得。もっと早よ、気付けっ!!）　もやしだけは、ちょっとダメかも。もやしは味が強烈に出るから・・・。あれは二度と入れない。

　カレーって、どの家にも「うちの秘策」ってのがあるらしい。友達から仕入れた「カレー情報」によると、
・仕上げにチョコレートをひと片入れる（味がマイルドに仕上がるらしい）
・仕上げに少量の牛乳かヨーグルトを入れる（味がマイルドに。子供のいる家はこのタイプが多い）
・仕上げにマヨネーズを大さじ１入れる（味がマイルドに。まあ、マヨネーズは酢と油と卵だからね）
・たまねぎを炒める時に、豆板醤を入れて炒める（どんだけ辛いのが好きなんだろ?!）
　こんな感じかな？　カレーはみんな結構こだわりあるみたいですな。生卵をかけるっていう方の話も最近聞きましたしね。う～ん、生卵・・・。洋食屋の「ライスカレー」ってのが、このタイプですよね。ごはんとカレーを混ぜた真ん中をくぼませて生卵を落として、混ぜて食べる。

　さてさて、そろそろうちもカレー作りに取りかからねば♪　書いていたらすっかり作った気になっちゃって、本日二回目のカレー作りになりそうですが・・・。でも、カレー作りの一番のコツは、「食べたいっ!!」と思ったときに作る。これに尽きます。
　今日時間あるし、カレーのベース作って冷凍しとくか、って気持ちじゃ、どうにも美味しいカレーが出来ない。「あ～カレー食いたい!!　カレー、カレー、カレー・・・」と頭にエコーかかっちゃうくらいカレーが食べたいときに作ると、不思議と美味しい幻の極上カレーが出来上がる。材料は変わらないのにねぇ。やっぱり念の差かしら？
　それでは、皆さん、今日は美味しいカレーを作ってください!!　カレー作ってる間の、あの「カレー」の匂いそのものが「今日の晩ごはんはカレーなの～♪」って言ってるようで嬉しい。
　まったくの余談であるが、私はちょっと前まで「加齢臭（年齢が高くなると出てくる体臭）」のことをずっと「カレー臭（カレーの匂い）」だと思っていた。エレベーターに乗ったりすると、「加齢臭しない？」と友達が言う。それを「カレー臭しない？」と聞き間違え、「ううん、別に」と答える。私は、「え？　別にカレーの匂いなんてしないよ？」と思っていたというオチ・・・。こんな勘違い、誰もしてないかい?!　いや、絶対私だけではないハズだっ!!（・・・と思いたいだけか？）　いや～大人になっても、目からウロコの話は尽きないねぇ。（バカを宣言するなってば・・・）
　夏は、やっぱり辛いカレーです。暑い夏に、辛いカレー食べてガンガン汗を流して、シャワーを浴びてサッパリしたあと、父ちゃんは冷たいビール。母ちゃんは冷たいアイスミルクティー。子供は冷たいアイスクリームで極上な休日・・・。やっぱり辛いカレーの後には、甘いデザートが必要。
　しかし、どうしてカレーって、作って残ったカレーを次の日に食べるとあんなに美味しいんだろう？　寝かせるという工程が、一番の奥義なのかなぁ・・・。

　それではお茶にいたしましょう。カレーには何故か水と相場が決まっておりますが、本当は氷水などでは、ルーが口の中で固まって（カレーは油分が多い）喉越しがあまり良くないんですね。紅茶のタンニンが油を分解し、心地よく喉を潤してくれます。ガムシロップを入れないストレートアイスティーがぴったりですが、ミントティーもカレーに良く合います。
　それではまた、お逢いしましょう。