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結婚生活は「耐え忍ぶ」だけじゃない。 [愛の話]

 どうも、いらっしゃいまし。
おいしいお茶をご一緒しませんか?

 今日は、ちょっとおもしろいニュースを仕入れましたので、それをご紹介。通信教育の「ユーキャン」が、子供のいる20代~40代の専業主婦300人に対して「結婚を漢字一文字で表すと?」というアンケートを行ったそうな。年末にその年の世相を漢字一文字で、ってやつと一緒ですな。でもまあ、おもしろい趣向ですよね。で、今日のお題「結婚のメリット・デメリット」です。

 みなさま、何が一番だったと思われます? 世代でおそらく違ってくるでしょうが、ずばり言うと、
「忍」が一番多いという結果でした。
 「忍」が12%、「幸」「愛」が11%、「和」6%、「耐」6%、「絆」5%・・・のようで。
 「結婚とは耐え忍ぶもの」「お互い我慢し合わないと続かない」という意見が多数。
 少数意見として、「思っていた結婚生活ではない」の意味で「違」、「自由に遊びに行けない」の意味で「鎖」というのもあったそうな。
 ちょっと・・・悲しくなりました。え? 結婚生活ってそんなの? そんなに我慢しないといけないもの? と思ってしまいましたよ。う~ん、まあうちは子供がいないので、私の意見は反映されないでしょうが、結婚ってそんなに悪いものかなぁ。

 今夏ドラマで「結婚できない男」というのが、結構な話題になっているそうですね。私は見ていないのでどんな内容か知らないのですが。
 昨今、結婚しない男女が増えているからこそヒットするドラマなのでしょうな。でも「結婚しない男」と「結婚できない男」とでは雲泥の差があると思うのですが、ね。私の周りにも「結婚しない男(女)」がいます。彼ら(彼女ら)は、結婚しない派ですかね。結婚のデメリットを強く感じていて、恋人がいても結婚に踏み切れないように思いますから。

 私は結婚しちゃってますので、結婚のメリット・デメリットを結婚している側から、彼ら(彼女ら)に伝えているのですが、彼ら(彼女ら)は、なめらか~に否定してくれちゃいます。聞き入れようとしません。まあ、私と話が合う友達ということもあって、かなり頑固者なのですね。独身側からいう、結婚のメリット・デメリットとは・・・。
 メリット・・・一人じゃないという安心感、出産できる、経済の安定。
 デメリット・・・家事の負担、育児の負担、経済の負担、親類縁者付き合いの負担。
 ざっと聞いただけで、こんな感じでしたね(何をリサーチしてんだろ、私・・・)。
 でもですよ? こうやって、書き出してみると、メリットとデメリットが共通するところもあるということにお気づきになりませんか?

 まずメリットから。一人じゃないという安心感。これは納得出来ますね。でも昨今、熟年離婚だの何だのという時代、お互い年取ってから一人になるんじゃ、安心感も何もあったものじゃないのでは?
 出産できる。これも納得できる。確かに一人じゃ妊娠出来るわけがない。しかし今は、結婚するまで殿方の手を握ったこともございません!何ていう大和撫子を探す方が、恐竜の化石を探すより難しい時代。シングル・マザーも多い。「夫はいらないけれど、子供は欲しい」という男前な女性が多くいる現代に、結婚しなけりゃ出産出来ないってこともないと思うけれど・・・。まあ、女は巣作りを本能として持っているから、経済的心理的にも安心出来る巣を作ってから出産するというのは、わかりますわな。はい、次。
 経済の安定。これはどうかな~? もちろん結婚しても共働きをするのであれば、例えどちらかがリストラにあっても経済は大丈夫かもしれない。でも、女が家庭に納まると、たちまち経済は安定しないよね。だって会社は結婚して妻が出来たって子供が出来たって、給料を二倍や三倍にはしないもの。扶養手当が付く程度で、たかが知れている。手当てすら付かない会社だってある。夫の給料だけで、妻と子を養っていかなくてはならない。

 デメリット。家事の負担。これって、一人暮らしをしたことのある男女なら少なからずともやっていること。一人分の洗濯物が二人分に増えるからって、たいしたことないような気がするのですが、違うの?
 育児の負担。え~? これはわからん。だって子供が産みたくて産んだんじゃないの? それなのに、育児の負担がデメリットって。確かに夫がまったく育児に関心がないというのは困りものだけど、それって結婚前に見抜けばいいじゃん、と思ってしまうのは、私が浅はかなだけかい?
 経済の負担。さあ、来ました。メリットと同じセリフ。確かに結婚して専業主婦に納まれば出てくる問題ですわな。しかし、これは仕事辞める前にわかるでしょうがっ(黒板五郎風にどうぞ)。
 親類縁者の付き合いの負担。出ましたね~、これ。これはわかる気がする。でもそれはお互い様だし、悪いことばかりじゃない。いい人と親類になれる機会でもあるわけで・・・(これは黒板純風に)。

 まあ「結婚」ってものはしてみなくちゃわからん、ということですな、結局は。メリットがデメリットになることもあるし、その逆もまたある、と。
 結婚している側から言うと、結婚のメリットはただひとつ。「好きな男と暮らせる」ということに尽きるのではないか、と。好きな男が自分の元から出掛け、自分の元へ帰ってくる。「いってらっしゃい」「おかえり」の関係ですね。付き合ってる段階じゃ、どうしても「さよなら」を言わなくちゃいけない時間がくる。同じ家に暮らしていないのだから。だったら同棲でもいいじゃん、と思うでしょうが、それが心理的安定というやつで「同棲」ではなく、「結婚」というのがいいんですね。好きな男の苗字の下に自分の名前がある、という表札が(向田邦子氏の小説の世界ですな~)。まあ、考え方それぞれですから、面倒のない「同棲」で十分というのであれば、問題なしです。人のことをとやかくは言いません。
 デメリットは、数え切れないほどあるかもしれません。家事が嫌いであれば、家事の負担がデメリットだろうし、子供が嫌いであれば育児は地獄だろうし(そんな人は子供産まないだろうけど)。経済だって、リストラ・残業カット・ボーナス無し、何でもありですな、この不況のご時世。親戚付き合い、ご近所付き合い・・・言い出したらキリがない。でもね、このデメリットも、メリットの「好きな男と暮らせる」があれば、チャラになるんですよ不思議なことに。
 もし、デメリットがメリットを上回るのだとしたら、それは伴侶を、そこまで愛してはいない、ということになるんじゃないでしょうか。
 これは私(つまり女側)から見た意見ですが、男も同じじゃないかな。自分の給料を全部自分自身のために使っていた独身から、妻と子を養う世帯主になったとしても、妻や子に愛情があればそれはデメリットとは言わないでしょう。「妻や子のいる家庭」がメリットであれば、その他のデメリットはすべてチャラに出来るはずですからね。
 これはちょっと真実かもしれないですよ。結婚しない女の友達の一人に、この話をしたら「ああ~それ言えてるかも」とちょこっと納得しましたから。彼女は恋人のことを「彼氏ならいいけど、夫にはどうかな」という不安があるというのです。こういう悩み抱えてる恋人同士って多いみたいですね。結婚しない男も「彼女でいるうちはいいけど、嫁さんにしたら生活大変そうだからな」と言ってる男友達もいました。一体どんな彼女なんでしょうね? 拝見したいものだわ。 

 私は早くに結婚しちゃったから、今独身でいる人の気持ちがわからないのだけれど、そんなに結婚って悪いものではないと思うのですがね。ちなみに、アンケートを世代別に1、2,3位を見ると、
 20代・・・「幸」、「愛」、「絆」
 30代・・・「幸」、「忍」、「和」
 40代・・・「忍」、「愛」、「耐」
 う~ん、切実ですね。やっぱり熟年離婚の波はさけられないのかしら・・・?

 専業主婦業を漢字一文字にしたら「楽」だったとか。これって「らく」って読むのかい? 「たのしい」じゃなくて?
 まあ、取り方は人それぞれでしょうが、私は「たのしい」と読みたい。好きな男が、仕事から帰ってきて寛げる空間を作ることが、専業主婦の妻の勤めであると思ってますので。それを「たのしみ」ながらやりたい、と。専業主婦が不満を持つか持たないかは、男の性格というか器にかかっているところ大きいよな~と思う。

 専業主婦に対して「三食昼寝付きでいいよな、女は」とか「誰のおかげでメシが食えると思ってんだ」と言う夫を尊敬出来ますか? こんな言われ方しちゃ妻だって、「誰のおかげできちんと洗濯したシャツ着て会社行けると思ってんだ」「誰が作ったメシ食ってんだよ」と言いたくなりますよね。反対に、「大変だね」「がんばってくれてるね」「ありがとう」と労ってくれる夫なら、妻はどう思うだろうか? を考えて欲しい。
 そんな夫に必ずや妻は涙ながらに、「何をおっしゃいます、殿!!」(何故に時代劇風?)「わたくしが、こうやって城(お家)を守っていられますのも、おいしいご飯が食べられますのも、みんなみんな殿が外で戦って(仕事をがんばって)くださっているおかげではありませぬかっ!!」と言いたくなるでしょう!!(酒が入ってるわけではないですよ。単にい~い感じになってるだけです♪)。

 夫婦とは「我慢し合わないと続かない」のではなく、「労わり合わないと続かない」のだと思う。「耐え忍ぶ」のではなく「感謝を言葉にする」というポジティブな考えに切り替えられないだろうか? そうすれば、夫婦はいつまでも仲良くいられるし絆も深まるもの。熟年離婚の危機に陥ることもないだろう。
 団塊世代のお父さんのように「黙っていてもわかるだろ?」などと、現代の男性は思っていないでしょう? 口説き文句を勉強するより、人を労わる言葉を勉強してください。もちろん、女性も。女性の方が、ドラマティック・ロマンティックが好きなのだから、労わり言葉の10や20考えずとも出てくると思います。
 相手が言ってくれないから、私も言わないなんてケチケチしないで、自分からどんどん言ってあげればいいんです。優しい言葉、労わりの言葉を掛けると損した気分になりますか? いえいえ、好きな人が嬉しいと、自分も嬉しくなるはずです。それが、人を豊かにするということなのです。そうやって自分を変えていきましょう。自分が変わると、相手も変わるものです。
 それでも変わらなかったら? ・・・あなたに異性を見る目がなかったのかもしれません・・・。

 それではお茶にいたしましょう。昨日買ってきたずんだ団子がありますので(好きだね~)今日も日本茶を。と思うでしょう? 何と、紅茶に和菓子も合うのであります。ということで、ダージリンをブラックティーで。
 それではまた、お逢いしましょう。


2006-07-24 14:48  nice!(4)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

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コメント 12

初めまして!
結婚って確かにいいとこ悪いとこあって当然だし、それを二人で乗り越えて行く。
私は両親からそう言われてきました。
この度結婚が決まりまして、色々不安な事が多いのですが、殆どは猫たぬきさんの言われている通りだと思います。
それの繰り返して行くんだし、相手も協力してくれれば・・・と思っています。
by (2006-07-24 21:29) 

COLE

久々に戻ってきました ちょっと忙しくてたくさんのコラム読んでいません。自分のも更新していません。
夫婦とは「労わり合わないと続かない」は猫たぬきさんらしくない表現。
私は「労わり合うと楽しさが続いていく関係」と思っています。
by COLE (2006-07-24 23:07) 

kiyo

こんばんわ(^^)
夫婦関係だけでなく、すべての人間関係を成立させるのに大切なのは「感謝」の気持ちだと私は思っています。もちろんほかにも色々な要因はありますが、「ありがとう」を素直に言える人間は、自分以外の人間との関係をうまく築いていけると思うから・・・。
「ごめんなさい」も重要だよね。意地を張って損してるとはわかりつつ、やっぱり言い出せないときがあるもの。
なんにせよ、言葉にしないと伝わらない事って沢山あるよね。
黙っていても伝わる・・・・わかってくれてる・・・・って思うのは、少し傲慢だと私は思います。
でも、私は伝えられている?伝わっている??って、悩む日もあるんですけどね・・・・ふぅ。
P・S 第4弾 ハウステンボスを出発しましたよー(爆)
by kiyo (2006-07-25 01:05) 

by3u

こんにちは、by3uです(^^)
おそらく来年あたりに結婚するのですが、正直な感想として「忍」はやだなぁ~と思います(笑)お相手の方は家事好き子供好きとなかなかの逸材(?)なので、デメリットを感じずに生活していけるのではないかと思うのですが、当初の希望的観測にあぐらをかかず、二人で労わりあって楽しい家庭にしていきたいと思います。
結婚した暁には、ご指導よろしくお願い致します(笑)
by by3u (2006-07-25 10:14) 

うららちゃん

こんにちわ^^
 そうですよね~私も「忍」派だったんだけど、なんとなく
我慢しているのは自分だけじゃないかもなぁってことに気がついたらなんとなく本当の家族に一歩近づいた感が(*´∀`)つ・
 やっぱり持ちつ持たれつなのかなって
by うららちゃん (2006-07-26 15:44) 

猫たぬき

初めましてどこぞの人間さん(^^) ご結婚がお決まりだそうで、おめでとうございます! 結婚っていうのは、二人で作り上げていくものですからね。不安なことも多いかと思いますが、相手の方と協力して「楽しい」「幸せ」な家庭を作っていってください。お相手の方を好きだ思う気持ちさえあれば、大丈夫です! また遊びにいらしてくださいね。
by 猫たぬき (2006-07-28 00:30) 

猫たぬき

お久しぶりですCOLEさん(^^) お仕事お忙しいみたいですね。何度お訪ねしても更新されていないので、寂しかったです。私のコラムもお時間ができましたら、ゆっくりお読みくださいね。COLEさんに受けるネタも数多くあります♪
COLEさんの「労わり合うと楽しさが続いていく関係」はごもっとも。確かにそうです。しかしそれは双方が同じくらい幸せな気分でいることが大前提。人間、毎日毎日楽しい気分じゃいられない。ケンカした翌日も、会社で嫌なことがあった日も、悲しいこと苦しいことがあった日も、また体調が優れないときもあります。それでも相手を思い労わる関係でいたいから「労わりあわないと続かない」と表現しました。自分がどんなに気分の悪いときでも、好きな「相手を労わる」気持ちを持ち続けなければ良い夫婦関係は持続しないし、楽しい関係は作れない、と付け加えればよりお分かりいただけるでしょうか?
by 猫たぬき (2006-07-28 00:42) 

猫たぬき

こんばんはkiyoさん(^^) そうですね。言わなくてもわかるでしょ、は傲慢ですよね。人間にはせっかく気持ちを伝え合う言葉があるのだから。有効に使いたいものです。
ハウステンボスかぁ。まだ前編ですね~。後編はもっとおもしろいですよ~。また大泉君、騙されてます(爆笑)
by 猫たぬき (2006-07-28 00:49) 

猫たぬき

こんばんはby3uさん(^^)来年ご結婚ですか。おめでとうございます!
それではここでお祝いのひと言を「結婚した男女がより良い夫婦生活を送れる魔法の言葉がある。難しいことではない。それは「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと使うことだ」・・・神父様の受け売りですけどね~(笑)
どんなにケンカしたっていいんです。ごめんなさいがキチンと言えれば。ワタクシもまだまだ未熟者ですが、何かありましたらどうぞ~(^^)v
by 猫たぬき (2006-07-28 00:58) 

猫たぬき

初めましてうららちゃんさん(^^) そうですね。私ばっかり・・・って思っててもやっぱり相手だって我慢しているところがあるのかもって思うのは大事かもしれません。もっともっと相手と会話して、分かり合って、「我慢」するから、「労わり合う」に変えていきましょう。その方が楽しいですよ。
by 猫たぬき (2006-07-28 01:03) 

ずんだもち

はじめまして!
私のブログにコメントありがとうございました。

私は最初、「自分ばっかり我慢している」と思っていたのですが
夫婦には「労わり合い」が大事だと知り、
心がけるようになったら少し夫婦の関係が変わってきているように思います。
(そう思っているのは私だけかもしれませんが。。。)
by ずんだもち (2006-08-02 21:05) 

猫たぬき

こんにちはfinoさん(^^) いえいえ。自分が思って心がけていることはきっとダンナさまにも伝わっていますよ。もっともっといい関係築いていきたいですね。だって、せっかく好きな人と結婚したんだもん!
by 猫たぬき (2006-08-03 00:09) 

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