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ピッチの中田選手の姿を、決して忘れない・・・。 [スポーツの話]

 どうも、いらっしゃいまし。

 ありがとう! ジーコジャパン! 
 この十日間、とっても夢を見させてくれた。クロアチア戦では、怒涛の攻めを。そして、さっき終わったブラジル戦では、前半での先制点を。
 ベストメンバーのブラジルから、このドイツ大会で日本が初めて点を奪ったんですよ。これは快挙です! クロアチアも、オーストラリアも、結局守るだけの試合運びで点を入れることは出来なかった。そのブラジルを、玉田選手の一点で本気にさせてしまった。確かに、試合には敗れたけれど本気になって挑んでくるブラジルを見ることが出来ました。

 殿が初めてW杯を見たのは、まだ小学生の時くらいだったという。その頃は、もちろんまだ日本にはプロサッカーもなく、サッカー自体があまり親しまれていなかったらしい。W杯開催国はほとんどヨーロッパで、ゴールデンタイムのテレビで試合を放映してくれることはない。
 真夜中に家人を起こさないようにこっそりとブラジル対イタリアの試合を見ていた、と。それから四半世紀・・・。
 今、この日本では国民が一丸となってピッチに立つ11人のサムライブルーのユニフォームを着た選手に目が釘付けになっている。チャンスのたびに大声で声援を送り、ピンチのたびに手を合わせて祈り、ゴールに感極まって叫び、名も知らない隣の人と抱き合って喜びを分かち合う。いつもW杯で優勝を争う強豪ブラジルを本気にさせるようなチームに、日本はなったのです。この大会にどれほど憧れたかしれないサッカー選手の想いを抱えた、ジーコジャパンチームの熱い魂が、汗が、遠いドイツから私達に夢と感動を与えてくれたのです。25年前には考えられなかった時代が来たのです。

 試合直後、ピッチに倒れ込んだまま起き上がらない中田選手。黄色のユニフォームに顔を隠して、この大会に持てる力のすべてを注ぎ込んだ三試合を反芻していたであろう、ほんの短い時間。思い出すのは10年前のこと、それとももっともっと前、自分がサッカーを始めたときのこと・・・? おそらく、中田選手の目には・・・。
 インタビューでも、戦っている間も、一度も笑わなかった、そんな中田選手なのに・・・。
 あなたのその手を高々と引き上げて、ドイツまで応援に行ったサポーター、夜明けと共に熱い声援を送った私達サッカーファン全員で、その美しい魂をしっかりと抱きしめてあげたい。

 三試合続けての、川口選手のスーパーセーブ。
 クロアチア戦、川口選手のスーパーセーブのあと、中田選手とがっちり抱き合ったひとコマ。
 ブラジルから一点を奪った玉田選手の鮮やかなシュート。
 そして、中田選手のあの姿・・・決して忘れない。忘れられない。忘れたくない。

 今、ドイツにいるジーコジャパンの選手ひとりひとりの背中に、「ありがとう!」と言いたい。


2006-06-23 07:04  nice!(3)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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K☆J

どうもです。
私は今回の結果に批判的なんですが、考えてみると日本人も贅沢になりました。25年前はもちろん、94年はギリギリで出れなくて、98年は全敗したけど出ただけで満足。02年は自国開催までしました。そして06年は惨敗に対して文句まで言ってる。観るだけだったW杯も、我々も日本を応援という形で参加できるようになりました。よく考えると素晴らしいことです。ありがたいことです。
by K☆J (2006-06-24 05:32) 

許せない

あなたの書いた記事は
私の友人が書いたブログのパクリじゃないですか?
細かい言い回しとか、微妙に脚色して使われてる。
友人は『いいよ いいよ』と言っていたけど
腹が立って仕方がない。
削除を求めます
http://blog.so-net.ne.jp/shion_2006/
by 許せない (2006-06-24 06:52) 

猫たぬき

こんにちはK☆Jさん(^^)そうなんですよ。選手たちは着実に力をつけている。なのに観客である私たちの方だけがどんどん贅沢になっているんですよね。賛否両論はあるかもしれませんが、戦った選手はみんなすばらしいと思います。
by 猫たぬき (2006-06-24 15:40) 

猫たぬき

許せないさん。私は人の文章を脚色して書くなど低俗なことは致しません。したがって削除する気もございません。私は、私の信念において、見たまま感じたままを書いてます。あなたがそう思うのは勝手ですが、それで人にパクリだの因縁つけるのはどうでしょうか? これだけたくさんの人間がいるのです。同じような考えをする人はたくさんいるでしょう。事実、他の方のブログを読ませていただいても「同じように思ってる人いるんだ」と逆に嬉しくなります。同感です! というコメントをさせて頂いてます。そうやって実際には逢えない距離にいる方との心の繋がりが広がっていくのではないでしょうか。それがブログの利点ではありませんか?
by 猫たぬき (2006-06-24 15:58) 

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