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「なりたい自分」になろう!! [日々思うこと]

 理想のひと、っていますか? そのひとは、どんなひとですか?

 どうも、いらっしゃいまし。
 熱い紅茶でも、一杯いかがですか?

 さて。
 しょっぱなから何ですが、今回は愛バナではないので、理想のひと、と言っても異性のことではなく、恋愛話でもありません。
 ところで。
 皆さま、ストレス抱えてませんか?
 ……話がえらい飛ぶやんけ、とお思いでしょうが、この一見何の繋がりもないようなお題ふたつが、ちゃんと(か、どうかは定かではないが)繋がっていきます。今回は、「理想のひと」と「ストレス」について考えてみました。

 まず、「ストレス」について。
 この世の中、右を向いても左を向いてもストレス三昧。イライラしない日なんてない。そんな人が多いのでは?
 会社では、人間関係でストレス。仕事の悩みでストレス。テレビをつければ、国会も世間の事件もイライラする内容ばかり。恋人や夫、友達とケンカしたとか……。
 大きな問題から、ささいな出来事まで。
 他人からしたら「大したことない」ことでも、本人にとっては、重要な問題であり、ストレスの上限はないのである。
 しかし、ですね。
 実は、ストレスというものを作り出してる半分は、「自分」なんですよ。
 それについて検証してみましょう。
 本日のお題、「なりたい自分になるには」です。 「ストレス」とは何ぞや?
 仕事、人間関係、社会情勢、悩み……数え上げればキリがないけれど、性格的に楽天家な人はいるが、まったくノン・ストレスな人はいないだろう。人は生きている限り、何らかのストレスを抱えて生きている。
 その中で、どうしても逃れられないストレスは、個人の問題ではなく社会的要素を含むもので、多かれ少なかれ誰もが感じている。しかし、それ以外のストレスは、ほぼ自分で生み出しているような気がする。

 最近の私。
 7月の「水曜いきまshow」の舞台公演からこちら、腑抜けたように「何もしない」状態が続いた。
 シナリオも書かないし、本も読まない。何となくシナリオから離れてみたくて、何もしなかった。
 しかし、「このままではいけない!!」と一念発起して、戯曲の本を読んだり、図書館で何か勉強になる資料を探したり、シナリオのプロットを書きとめてみたり。
 しかし、しかし。
 これが「ストレス」になっているということに、気が付いた。
 
 人は。
 「何かをする」場合。
 「~したい」という自我の欲求と、「~しなければ」「~しないと」と、自分で自分を追い詰める場合とがある。
 「~したい」からする場合、それはストレスにはならない。
 しかし「~しなければ」いけないからする場合、プレッシャーと同時に多大なストレスを自分自身にかけていることになる。それが例え、自分のためになることであっても、である。
 受験勉強もそうだし、仕事だって、そう。「~しなければ」と切羽詰った精神状態では、空回りしているだけで身につかないことがたくさんある。

 次に、「理想のひと」。
 私には、理想とするひとがいる。
 別に「彼女になりたい」と、彼女のファッションや姿形を真似るわけではない。「理想のひと」である。あえて言うなら、「彼女たちのような空気感を持てるようになりたい」と、思う。

 ひとりは、石狩市の望来(もうらい)にある「ちいさなうつわや ありすカフェ」を営む店主の女性。
 去年の夏。北海道でマンションを借りて、半月暮らしてた。
 そのときに、ドライブがてら訪れたその店は、私の理想とする暮らしがそこに再現されていた。
 海の近く、通りから少し入ったところにあるその店は、都会の喧騒とは無縁の、静かなオアシス。
 ピンクの外壁、店内は白がイメージカラーの素朴な造り。心地良い音楽が流れ、小さなテーブルや棚の上には、陶芸家の店主さんの手作りの食器が、上手に空間をとって並べられている。
 時間がゆっくりと流れる……というのは、こういう空間をいうのだな。
 実はこの店、「ありすカフェ」とあるが、一般にいう「カフェ」ではない。「うつわや」さんである。
 店主さんの手作りの器をゆっくりと見て回っていると、「お茶でもいかがですか?」と、テーブルの上にあるメニューを勧めてくれる。
 もちろんお茶は無料。
 ゆっくりお茶を飲みながら、うつわを見て欲しいという店主さんの心遣いなのである。
 焼き物の里などでも、店内でうつわを見ていると、「お茶どうぞ」と、その土地の焼き物でお茶を出してくれる。「これと同じうつわ、ここの窯で焼いてるんですか?」と聞いたり、「どこからいらっしゃいました?」と聞かれたり。話が弾んで、買った器を包んでもらいながら、ついつい長居をしてしまうことがある。それと同じような感じ。
 店内に並んでいるうつわも、店主さんの人柄そのもののように素朴で愛らしく、初めて手に触れるのに、シックリと馴染むような懐かしさがある。
 チョコレートを乗せたり、小さなおつまみを盛るのにいいかも……と、ちっちゃく四本足のついた
「ひつじ」という小鉢を気に入り、大小ふたつ、親子白ひつじを購入した。
 その、ゆっくりと流れる時間の中で、お茶を飲み、うつわを見る。店主さんは、客のおしゃべりの付き合うこともあれば、うつわを見る邪魔にならないように、静かに工房で仕事をしていることもある。
 ゆっくりとお茶とうつわを楽しんでください、という空気。
 時計が必要ないような、そんなゆったりとした暮らし。
 「こういう空間を作り出せるひと」に、私はなりたいのだと思う。
 何しろ、望来(もうらい)というお店の住所そのものが理想的。「望んだ未来」。これ以上の理想はあるだろうか?……って、違うか?!(笑)
 ストレスという言葉が、この世に存在することすら忘れてしまうような、夢のような空間を作り出す女性である。

 ふたりめ。
 美瑛にある、「炎創窯」という陶芸ギャラリー&ショップの家族。
 美瑛は、私の中で「終の棲家」にしたいトコロNo.1の場所。
 その美瑛で、ギャラリー&ショップを営む家族は、アメリカ人の陶芸家のご主人と、日本人の奥さま、その子供達。
 夏の間だけ、美瑛の店は開店する。(それ以外はアメリカ暮らしらしい)
 店には、ご主人の作った陶芸が所狭しと並べられ、ところどころに、ご夫婦が世界各国で買い求めた美術食器が飾られてある。
 外国人のご主人が作るだけあって、斬新な発想の作品が多い中、私の目を引き購入したのは、奇抜なものではなく、素朴な素朴なカップ。和食器というのは、持ったときの質感や、唇が当たる
口縁の厚みなど、見ているだけじゃわからない、手に取って初めて「感じるもの」がある。
 それを縁に、海外暮らしの奥さまから、エアメールで「営業のご案内」が届くようになった。
 海外で暮らし、夏の間だけ美瑛で暮らす。こんな夢のような暮らしの中で、ひと際目を引くのは、奥さまと子供達の笑顔である。
 人の笑顔は、それだけでその人の「人生」を映す。
 笑っていても、不幸が透けて見える人もいる。
 しかし、その奥さまは、
 そのひとが笑っている、ただそれだけで幸せな気持ちにさせる、そんな女性である。

 ふたりの共通点は、あるようでない。それぞれ違う魅力をもった素敵なひとだ。共通点があるとしたら、「ノン・ストレスな空気感を身にまとっているひと」、なのかもしれない。
 「理想」というのは、たいてい自分とは真逆なひとのことをさすので、「穏やか」「心和む笑顔」
「ノン・ストレスな空気感」……なんていうのは、私には夢のまた夢なのかもしれませんが……。
 側にいるだけで癒されるような。例えるなら、自分で光合成をして生き生きと保つ植物のようなひと。攻撃型の肉食動物ではなく、穏やかな草食動物のようなひと。(今気付いたけど、殿がちょうどそんなひとですわ。理想のひとがこんな側にいたんだねぇ……って、さりげなくノロケ?)
 それが、私の「理想のひと」。
 これは私が「勝手に想像する理想」であり、本当の姿ではないかもしれない。
 当然、彼女たちにもそれぞれ生活があり、ストレスを感じることだってあるんだから。私は、ただ
彼女たちの「表の顔」だけを見て判断して憧れているに過ぎない。
 しかし。
 彼女たちは、おそらく「自分からストレスを生み出す」ことはしないのではないか? と思う。
 人間だもの。イライラすることはあるだろう。しかし、それを上手に自分でなだめることが出来る。裏では、そんな努力をしているんじゃないだろうか? 自分自身とキッチリ折り合えるように。
 人の本質は、醸し出す雰囲気や空気感に出る。
 どんなに上手に隠したつもりでも、マイナスオーラは言葉にしなくても側にいれば感じるものだし、笑顔に至っては、先ほど示したとおり。人生がそのまま表情に出る。
 だからこそ、あのような「ゆったりと流れる空間」を作り出せるひとだったり、子供達と無邪気に心から笑えるひとは、感じるイメージそのものの人生を送っているからではないか、と思うのである。

 「理想のひと」と「ストレス」の関係。さて、無理矢理っぽいふたつをくっつけていきますよ(笑)
 何が言いたいのか? というと、私がいつも「理想のひと」を思い出すのは、自分がその「理想」からかけ離れた状態にいるときである。
 つまり、自分で気付いていない「ストレス」をみずからが生み出しているとき。
 蛙は、水がお湯になっても気付かず、茹って死んでしまう、という話を昔聞いたことがある。さすがに、人間は湯の温度上昇に気付かないということはないが、「ストレス」には案外気付きにくいものではないか。
 毎日少しずつストレスが溜まっていても、「誰もが感じることだから」と、半ば諦め、そのまま放置し、最悪な状態(病気とか)になるまで我慢する。……それって、茹って死んでしまう蛙と同じなのでは? と、考えた。
 ストレスから完全には逃れられないとしても、軽減することは出来るのではないか? とも。
 そのために「自分とキッチリ折り合う」こと。これって、すごく大事なことだと思う。
 自分で自分がわからない。そんな状態が一番ストレスを抱えてイライラするのだ。何が原因なのか? それを探りもしないで、日々をただ、もがいている……。ちょっと前のワタシ。
 「~しなくては」という、一種の強迫観念(?)に駆られて読んだ本は、何度も行を往復したりして頭になかなか入ってこない。自分が「この戯曲を読もう」と、「~したい」と思って読む本は、スラスラとソラでセリフを言えるほど、土に水が染むように頭に入っていくのに。

 そのとき、思った。
 あ~、何焦ってんだ? ワタシ。……と。
 自分でストレスを生み出して、どうすんだ? と。
 ちょっと自分を客観的に見てみた。
 福田前首相のように、ワタシも客観的に自分を見れるんです(笑)

 ストレスはなくならないけど、自分自身で自分を追い込むようなストレスは作り出さない。
 そうするだけでも、どれほど心が楽になるか。
 仕事とか、人間関係とか、自分以外の誰かが絡むストレスは仕方ないとしても、何も自分で自分の首をしめる必要はない。
 プライベートで、やりたくないことはやらなきゃいい。
 本が読みたくなったら、本を読む。
 音楽が聴きたくなったら、音楽をかける。
 シナリオをどうしても書きたくなるまで、頭の中で育てればいい。切羽詰った公演の予定があるわけでなし(笑)
 何かを「しなくてはならない」と思うから苦しくなるのであって、「したい」と思うまで待つことが出来れば、もっとずっと濃密な集中力で、物事に取り組める。ま、そのぶん、多少のリスクは覚悟の上だとしても。
 「何もしない」時間は、決して「無」ではなく、「エネルギー充電時間」なのだ。
 ダラダラ生きる、ではなく、ゆったりと生きる。
 それは「素直に生きる」ことに通ずるのかも。
 なりたい自分っていうのは、理想を明確にイメージしないとなれない。
 「なりたい自分になる」=「理想のひとに近づく」ためには、先々のことを心配して、自分自身でストレスを作り出すより、自分自身に素直になって、「今を幸せに生きる」こと。
 これって、「雨が降れば 傘をさす」という、松下幸之助イズムなのかもしれない。

 ……と、いうわけで、ストレス社会で戦っている皆さま、今宵ゆっくりとお茶を飲みながら、自問自答してみてはいかがですか?

 
 それではお茶にいたしましょう。
 本日は、国産の紅茶をの中から「川根紅茶」を。
 国産紅茶も、国内では静岡の丸子紅茶が有名ですが(世間的にはどうなんだろ?)他にも、九州では結構国産紅茶があって、佐賀の嬉野紅茶や鹿児島紅茶が有名。(おそらく)
 その中で、あまり世間的には有名じゃない(だろう)川根紅茶を買いました。
 香りや喉越しは紅茶だけど、味は、ほうじ茶に近いかも。サッパリと飲めて、夏のアイスティーに向くかな。
 秋はホットティーでいただきましょう。
 国産紅茶なので、やはりお茶菓子は、和菓子が合うみたいですね。
 それではまた次回、お逢いしましょう……♪


2008-10-07 21:04  nice!(4)  コメント(7)  トラックバック(0) 
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コメント 7

kumasu

こんばんは~!
笑っていてもなんとなく悲壮感が漂うリバースクマスです(笑)
そうそう、昨日からメ~テレで「水曜どうでしょう」の最新作の再放送が始まりましたよ~(^0^)ノヨーロッパ20カ国・・・!?

ストレスは主婦やってても多少なりともありますけど、仕事してた時のような人間関係のストレスとかは間違いなく無いですね~
いろんな人がいるんで・・・旦那はちょうど今それで悩んでますけどね~(汗)なので、いつも晩酌に付き合って悩みを吐かせてます(笑)
ちなみに、私の理想の人は安斎さんのような自由人です(笑)な~んて。
by kumasu (2008-10-08 17:45) 

あすなろう

よくそんなに細々と考えれますね?(笑)
by あすなろう (2008-10-09 19:50) 

猫たぬき

こんにちは~クマスさん(^^)ノ nice!ありがとー♪
そういや、猫カフェのとき、顔白かったもんね。悲壮感漂ってた?(笑)
最新作……っつっても二年前だよね。今年の新作はないし。
そうそう、ヨーロッパ20カ国(笑) ……残りのいっこ、どこ行った?(笑)

理想のひと。
これって、どこまでいっても「理想」でしかないんだなぁ(笑)
性格丸ごと正反対だもん(^^;
ストレスにすぐイライラするようじゃ、無理だよね~。
ダンナさんも、大変だよね。人間関係イチからだもんね。晩酌に付き合って……って、それは酒好きのクマスさんにとっては「お楽しみ」じゃないのかい?!(笑) でも、悩みを受け止めてあげるのが「愛」☆だもんね~(^^)
理想のひと。藤村Dじゃないんだ(笑) 安斎さん……。
私の理想のひとは……殿以外なら、やっぱフィリップ・マーロウかなぁ。って、現実のひとじゃないんかい!!(笑)
by 猫たぬき (2008-10-10 17:39) 

猫たぬき

こんにちは、あすなろうさん(^^)ノ nice!ありがとうございます♪
……どう受け取ればいいんでしょ? お褒めの言葉? それとも呆れたお言葉?!(笑)
何にもしてない……って言っても、人って、何か考えてるし、何かしてる。無駄に時間を過ごすことってほとんどない。
本を読めば知識が増えるし、音楽を聴けば感性が豊かになる。長く眠ると体がゆっくり休まるし。本当の意味で「何もしてない時間」ってないと思うんですよ。
そういう、「何の意味もないようなくだらないこと」でも、考えることは頭の体操になるのではないか、と(^^; 年中、しょーもないこと考えてますよ。例えば駅でハトを見ると、ハトは首を振らないと歩けないのか?とか、何でハトって飛んでる姿より歩いてる姿を見ることの方が多いんだろう。ホントにトリなのか?とか。ハトと鶏を競歩させたら、どっちが早いんだろう?とか。……ホントしょーもないコトですけどね(笑)
「理想のひと」のことを考えてるときは、自分がその理想から一番遠いところにいる状態なので、(落ち込んでたり、物事がうまくいかなかったり)一度立ち止まって頭を整理するために、自分自身を振り返ることは必要なのではないか、と。
そんなときほど、しょーもないことを細々と考えてたりします(^^;
by 猫たぬき (2008-10-10 18:00) 

だい吉

こちらにもこんばんは、だい吉です^^
いやぁ、ストレスとコンプレックスの塊でございます(笑)
最近は「しなければならない&したいのに出来ない」の繰り返しです(;;)
僕はどうも向上心が弱いのか「理想の人」というのに未だ出会えてません。
素敵だと思う人はいますが、この人のように… とまではなかなか思えないのです。いつか出会えるんでしょうか^^;;

「自分とキッチリ折り合う」とう言葉はすごく心に沁みます。
なかなか、これが出来ない人が多いのではと感じます。
by だい吉 (2008-10-15 17:16) 

猫たぬき

こちらにもいらっしゃいまし、だい吉さん(^^)ノ nice!ありがとうです♪
私も「ストレス」と「コンプレックス」の塊ですよ(笑)
向上心うんぬんと「理想のひと」がいるかどうかは別物ではないかと思うのですが……(^^ゞ
私もね、「このひとになりたい」って思うわけじゃなく、「憧れ」というのもちょっとニュアンスが違う。何だろ?「このひとのような空気感を持ちたい」とか、言葉では上手く言えないけど、イメージなんですよね。
理想としているひとたちのいる位置まで、自分も上がっていきたい、というのか。う~ん、それも違うか(--)
言葉で言い表すのって難しいな。ま、だい吉さんも「理想のひと」に出逢えたらニュアンスわかると思いますよ。あ、嫁さんさんと初めて出逢ったときの心情とかは?(^^)

「自分とキッチリ折り合う」……言うは易し、行うは難し、ですな(^^;
難しいものですよ。一番「自分」がわからないもんですから。
by 猫たぬき (2008-10-25 01:41) 

猫たぬき

きくちんさん、nice!ありがとうございます(^^)ノ☆
by 猫たぬき (2008-10-25 01:42) 

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