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違和感のない出逢い Ⅳ 劇場へ行こう!! [演劇の話]

 またまた「違和感のない出逢い」がありました♪

 どうも、いらっしゃいまし。
 美味しいコーヒーなぞ一杯、いかがですか?

 さて。
 姫路でのミュージカルから、「舞台」の熱冷めやらず、ますます「舞台」というものを知りたくなってしまったワタクシです。
 なので、静岡で演劇をやってらっしゃる方々をお探ししました。すると、いくつかの劇団があることを知りました。その中のひとつの劇団に、なんとなく心惹かれるところがありました。
 どうもね。今まで「違和感のない出逢い」でも書きましたが、この「なんとなく惹かれる」というのってすごく大事なのですね。第六感といいますか、野生の勘といいますか、五感より他の「何か」に響くものがある。本日のお題「インスピレーションを信じよう」です。 この劇団の人にコンタクトを取ってみよう!!
 ・・・と、思い立ったが吉日。普段ボーっとしてるくせに、思い立ったら行動の早い猫たぬき(笑)
 ホームページに載っている劇団のメールアドレスに、自己紹介をつらつらと書いて「一度お逢いしたいです」という、ラブコールをお送りしたのですな。
 人好きだけど、人見知り。引っ込み思案でおとなしいワタシが、思い切ったことをしたわけです。(・・・どこがやねん!!という非難の声が聞こえますが、当然右から左へ受け流します)
 待つこと、一週間。
 ・・・う~ん(--) メールの最後に「決して怪しい者ではありません」と書いたことが、逆に怪しまれてしまったか・・・と、思っていた矢先、来たのですよ、お返事がっ!!
 名前は、Iさんとしておきましょう。
 彼女は、某劇団の女優さん。「水曜どうでしょう」と「カフェ」好きという、共通点がある。(これは非常に親近感が湧く!!) メールのお返事は、「一度お逢いしましょう」という好感触なお返事。やっぱ人間、行動しないとダメよね。

 世の中の、すべての人にヒトコト申し上げます。
 行動しましょう!! 
 家の中でテレビを見ながらグダグダと、「イイ出逢いってないよね~」と嘆いていても、イイ男も女も、良い出逢いも、良いチャンスも降ってこない。「果報は寝て待て」なんて、あり得ない。最初の一歩を踏み出すことが肝心なのでありまする。(・・・何てエラソウに言っておりますが、ワタシも最初の一歩がなかなか出ないタイプでして・・・出ると早いんですけどね)
 
 29日に静岡で某劇団の「一人芝居」があるから観に行きませんか?と、観劇を兼ねての初対面と相成りました。
 もちろん、お互い顔も知らない同士。目印は、「水曜どうでしょう」のDVDを持ってくること!!(笑) 「どうマニア」にしかわかり合えない目印やね。
 それで、初めてIさんにお逢いした印象というのは・・・。
 何でしょうね。
 これはワタシの特技と言っても過言ではないかもしれない。人の文章からイメージする人物像が、間違っていたことがない!!
 今回も正に「違和感のない出逢い」でありました。
 お芝居の時間より早く待ち合わせて、カフェでお茶をしたのですが、初対面からガンガン飛ばす飛ばす(笑) 「変な人」全開で、おしゃべりに熱が入りました。(決してIさんが変な人ってわけじゃなくワタシが、という意味です)
 このブログでお逢いした、みこさん・kiyoさん・kumasuさんと初めて逢ったときと同じように、同じ空間にいることに違和感がない。呼吸のタイミング、しゃべる速度、何もかも違和感がない。

 私は、この人を昔から知っている。

 そう感じるくらい、違和感のない人と出逢えるという幸せ。
 それはすべて、「縁」という言葉で要約できるけれど、何か行動を起こさない限り、その「縁」とは出逢えない。
 交差点で出逢い頭にぶつかって恋に落ちる・・・なんてドラマだけの世界であり、現実にはあり得ない。(イマドキ、ドラマだってそんな出逢い書きゃしないし) 棚ボタ式の幸せも、運命の出逢いもありはしない。小指と小指で結ばれた赤い糸の相手を探すのなら、まず赤い糸の存在を信じ、それを双方が手繰り寄せてこそ、その運命のひとに出逢うことが出来る。どちらからも何のアクションもしなければ、何も起こらないまま時は過ぎていくだけなのである。
 この話、恋愛だけでない。友人でも、仕事でも、同じことである。
 「このひと」と逢いたい、話したい、関わりたい、と思うのなら、真正面から本気の自分をぶつけていくことが大事である。もちろん、世の中すべての人が、自分と同じ考えでも好みでもないのだから、いくら自分が相手と関わりたいと思っても、相手がそれを望まないのであれば、ただのストーカーになってしまう。引き際というのも考えて行動すること、これも大事である。人と人との繋がりは、丁度良い力加減の綱引きやシーソーと同じなのね。
 でも、「行動してする後悔」と、「行動しなかった後悔」は、後者の方が、より「後悔の度合い」が大きい。「しておけば・・・」というイイワケが成り立つ分、過ぎ去った時間に対する悔いも残るのだな。

 それでは「お芝居」の感想を。
 今回観たのは、「社会派作品の一人芝居」である。
 そもそも「一人芝居」というのは、独特の世界観がある。
 演者はたった一人しかいない。しかし、その芝居小屋に無数の広がりを感じさせるのが、
「一人芝居」の魅力であり、演者の力量なのである。

 内容は、社会を風刺した表現を用いた「一人芝居」で、時折笑わせ、考えさせられるお芝居でした。とくに演目のひとつが、私の考えていた世界観と似ていて、親近感というとおこがましいですが、「何か」感じるものがありました。
 私もブログでたまに「ニュース関連に思うこと」というのを書いているけれど、世の中の理不尽、
不条理。思うこと、怒ること、そんな社会の一員である自分を悲しむこと、いろいろある。多角的に
モノを見れば、相手方にだって言い分はあるのだし。それを了承できるかどうかは別として、何が正しくて何が間違っているのか?は、簡単には決められない。
 この世は、パラドックスを多分に含んでいる気がする。
 例えば、警察は事件が起こらないと捜査が出来ないという。つまり、被害者が出てから被害が出ないように防ぐ、というわけだ。しかし、本当に「被害が出ないように」するためには、「事件が起こる前」に捜査しないと無理なわけで・・・。
 もうひとつ例えを出そう。自殺しようとしている人を思い留まらせたとする。それは立派に人命救助である。そのまま、その自殺志願者が心を入れ替えて真っ当に生きていく決意をしてくれたら、話は美談で終わる。しかし、その自殺志願者が、次の日殺人を犯したとしたら? 自殺を止めなければ、殺人事件は起こらなかった。しかし、今、目の前で死のうとしている人をみすみす見殺しにするのは、人間としての良心がうずく・・・。
 制約と感情と、さまざまな矛盾が世の中にはある。
 国や県の政策は、「政治家の山より高いプライド」のみの、「国民の意思不在」で成り立っていることが多い。
 薄々間違っているな・・・と思うことも、見栄やプライドが邪魔をして強行手段に出てしまう。間違いに気付いた時点で引き返すことも出来たのに。誰もが間違いに気付いたときは、時すでに遅し。そのときは、誰か他人のせいにして逃げる。国民に負債だけを押し付けて・・・。
 単なる風邪が、肺炎になって、取り返しのつかないことになるのと同じである。

 間違いを認めること、引き返すことは、そんなにみっともないことだろうか? 私には、自分の地位にしがみついたり、小学生にでも見破られる安易なイイワケをする姿こそ、国を代表する人間として「みっともない」と思うのだが。
 「経済一流、政治は三流」と嘲られていることを、どう捉えているのだろうか? 首相交代や発言があっても、株価にも円相場にも大した影響のないことを、どう思っているのだろうか? 
 国民に謝罪するフリをして、自分のせいではないと強調したり、自分たちの不祥事を棚に挙げて、「国民のために」と心にもないことを言う。言ってることとやってることがチグハグだから、国民に何も伝わらない。同じ言語の国民すら納得させられないのだから、外交がまとまるわけがない。そもそも、政治家と民間人は、頭の中身がまったく違うように思う。どうにも噛みあわない。
 国会中継を見ていても、謝罪会見を見ていても、まともなことを話し合っているようには見えない。揚げ足取りと野次だけで時間が無駄に流れているに過ぎず、国民を煙に巻くほどの言葉のボキャブラリーすら持っていない。国民をバカにしているつもりなのかもしれないが、国民からバカにされていることに気付かない、哀れな裸の王様に見えるのは、私だけだろうか?

 話が逸れましたね。戻しましょう。
 この役者さん。Iさんも感じてたことだけど、雰囲気がワタクシの敬愛する「ミスター」鈴井貴之氏に似てるひとです。顔じゃなくてね、雰囲気が。独特のオーラというのかな? 人を惹きつける術を知っている。
 一人芝居なので、お芝居とお芝居の「間」も、ひとりで埋めなくてはならない。淡々とトークをしながら、衣装替えをしたり、メイクをしたり、質問に答えたり・・・。その間を埋めるトークの顔からお芝居の顔へ、暗転から明かりが点く瞬間の照明のように、すっと切り替わる。
 「ひとり」であって、「ひとつ」でない。
 いくつもの顔があり、しかし舞台上で「素顔」は決して見せない。プロの役者さんである。

 舞台が終わって、Iさんがその役者さんとお知り合いということもあり、少しお話することが出来たのですが、何というのでしょうね・・・。
 やはり私は、人好きの人見知り。
 Iさんの背中に隠れるようにして、ほとんど何もしゃべることが出来なかった・・・。(無念・・・)
 例えて言うなら、「憧れの先輩に、心の準備がままならないうちに逢ってしまった女子高生」みたいな感じ? 美化し過ぎですか(笑)
 心の準備がなく、何をしゃべっていいのやらという感じで。役者さんの方も、夜公演が控えているので、まだ役者の武装を解いていない感がありましたし。
 違和感がない・・・というのは、お互いが「同じ状態」でなければならない、と思っている。
 片方がいくら心をオープンにしていても、もう片方が閉じていては、どうしても違和感が生じる。片方が素であっても、もう片方が社交辞令で応対していては、会話はどうしてもチグハグになる。ましてや、お互いが「素の状態」でなければ、ホントの意味での「違和感のない出逢い」にはならない。
 この方とは、もう一度お互い素の状態で逢えるチャンスがあればいいのだけれど・・・。

 「舞台」というのは、ナマモノである。
 同じ空間に居て、同じ空気を吸って、同じ時間を共有する。
 笑いどころは人それぞれ違っても、自然と、演者の思想に引き込まれていく。そして、同じような思想の中に、時折自分とは異なる思想を発見する楽しみが、リアルタイムに訪れる。
 今のセリフ、今の動き、今の間合い・・・。
 私は役者を志したことはないから、「あの舞台に立ってみたい」とは思わないけれど、「私がホンを書くなら・・・」と考える。
 映画でもなく、テレビでもなく、過去に作られたフィルムを流しているのではなく、
 「今」、目の前で演じている人からリアルタイムに伝えられる「想い」、吸収する「何か」。
 「舞台」という「人」が演じるナマモノの世界・・・。
 感動を味わいたいのなら、「想い」を、「何か」を、肌で感じ取りたいのなら、是非、劇場へ行こう!!


 それではお茶にいたしましょう。
 私は紅茶党ですが、Iさんはコーヒー党。
 なので、今日は美味しいエスプレッソで、カプチーノを淹れましょう。
 カプチーノは、エスプレッソにフォームドミルクを浮かべたもの。器用な人なら、フォームドミルクでハートや葉っぱの絵を描いちゃったりする、デザインカプチーノが淹れられるでしょう・・・。(無類の不器用なワタシには無理っす)
 それではまた次回、お逢いしましょう・・・♪


2008-03-31 21:15  nice!(4)  コメント(10)  トラックバック(0) 
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コメント 10

えみこ@自転

どもっ☆ \(^‐^ 先日はありがとん♪
舞台は・・・はまると、大変よ~!!(笑)
まぁ、そのくらい生舞台って魅力的ってこと☆
今後も色々とよろしくねん♪
by えみこ@自転 (2008-03-31 23:14) 

猫たぬき

おおーっ!! ここにコメントがっ!!(^^)ノ 
ありがと☆えみちゃ~ん(←すでに「ちゃん」付け)
う~ん(--) もうすでに舞台にハマってるかも(笑)
借りたビデオ観たよ~(><)。。。イイ話やねぇ。
でもホールに声が反響してセリフが聞き取りづらいのがあったんだぁ・・・。是非シナリオでも読みたいわ(^^)感想書くと長くなるから、次逢ったとき話すね☆
こちらこそ、よろしくねん♪皆さまにもヨロシクお伝えくださいませませ(^^)ノ
by 猫たぬき (2008-04-01 02:24) 

だい吉

引っ込み思案でおとなしい、猫たぬきさん、こんばんは^^
第六感は人間にとって実は一番大事なもんかも^^
これが結構人生を左右するかもです。
おっと、第六感の「かん」は「勘」が正解なんですかね?
勉強になりやした^^/
すっかり、舞台の虜になってるようですね~
春が近づき蠢いてらしゃるようで(笑)
僕も新しいことに挑戦することにしました^^
いつでもどこでも「どうでしょう」ですね(笑)
by だい吉 (2008-04-02 00:45) 

猫たぬき

引っ込み思案でおとなしい、猫たぬきさん、こんばんは^^
↑こうやって書かれると恥ずかしいですね(笑) 
ちなみに、あくまでも「自称」ですからね~(^^;
訂正です。「第六感」が、「勘」に通じるんですね。「霊感」とか、そういう「五感」以外のものは、すべて「勘」である、と・・・。テストの時の「ヤマ勘」とかね(笑) だから第六感のカンは「感」でいいのです。すみません(^^ゞ
舞台、ハマってます(笑) 役者さんというのは、間近で見てるとスゴイです。
雰囲気を持ってる人、スイッチが入る人、さまざまですが、何か普通とは違います。すごく好きかも(^^) 
新しいことに挑戦ですか? 何かな?(^^;
役者さんたちの中にも「どうマニア」はたくさんいますよ。もちろん、いつでもどこでも「どうでしょう」ですっ!!(^^)b☆
by 猫たぬき (2008-04-02 15:14) 

COLE

新しい展開があって、文章も絶好調ですね
行間にはっきり現れています すごい

by COLE (2008-04-02 23:09) 

kumasu

こんにちは~♪引越し準備中のクマスです。
また新しいステキな出逢いがあったのですね~~!!
ほんとすっかりハマってしまったようで、今後のご活躍が楽しみです☆私も先月、5年ぶりに好きなアーティストが来日したんで、久々にライブに行ったんですが・・・もう!20代のころのアツさがよみがえりましたね~~また、名古屋に行ってもライブ行きまくろうかと思ってますもん(笑)
ちなみに・・・新居も決まりまして、「ラデッシュ」の場所も分かりました(笑)名古屋から近いです(^^)
by kumasu (2008-04-04 12:55) 

なっちん

>メールの最後に「決して怪しい者ではありません」と書いたこと
もし、私がこんなメールをいただいたら。
爆笑します(^^;)
面白すぎます(笑)
こんな猫ぽんが大好きです♪

私の場合、「生モノ」といったら「コンサート」が多いですね。
あと、昔むかしにバンドをやってて、ステージに立ったこともあるので、
その「感覚」はとっても良く解ります(^^)

もし。
お会いできたら。
猫ぽんは私をどんな風に「感じて」くれるのでしょう?
そうやって考えるとどきどきします(^^)

by なっちん (2008-04-04 17:15) 

猫たぬき

こんにちは、COLEさん(^^)ノ nice!ありがとうございます♪
行間に現れている・・・その言葉が最上の褒め言葉です!! ありがとうございます!!(^^)☆
書けども書けども、本当にこの強い思いは文章になっているんだろうか? 伝わっているのだろうか? と自問自答しながら、手探りで書いている感じなので、行間を読んでいただけると、すっごく嬉しいです。
やはり「思い」は伝わるものですね(^^)b☆
by 猫たぬき (2008-04-05 16:03) 

猫たぬき

こんにちは~クマスさん(^^)ノ nice!ありがとー♪
引越し準備でお忙しい中、ご訪問ありがとうです(^^)
そうなの。すっかりというか、どっぷりとハマってしまいましたわ(笑) 新しい出逢いっていうのは、ワクワクするね。クマスさんも、新天地でまたいろんな人と出逢いがあるよ~、きっと。でも猫たぬきもお忘れなく!!(笑)
ライブは行ったことないなぁ・・・(・・) そういえば。あの熱狂的なアツさについていけなかったのかも・・・って、ワタシってば若い頃の方が醒めてた?(笑)
新居決まったの? 「ラディッシュ」まで調査済みなのね(笑) また水面下でメール送るね~(^^;
by 猫たぬき (2008-04-05 16:10) 

猫たぬき

こんにちは、なっちん(^^)ノ nice!ありがとー♪
だってだって、「怪しい」と思われたくなかったんだもん!!(><)。。。
・・・って、殿にも「怪しいものではありませんって書いたほうが、逆に怪しいわ!!」って言われて、そうかも。と思った猫たぬきであった・・・(--)
確かに、変質者が自分で「怪しくないですから!!」って言ったって、怪しいものね・・・決めるのは本人じゃないんだし(笑)
音楽やってたって人、多いなぁ(^^) ↑のクマスさんも、ギターとか弾けるのよ~。ワタシなんて、小学校の縦笛で挫折したもん。音楽的才能ゼロだって(笑) 右手と左手が別々の動きが出来る人がうらやまし~(><)・・・ってそれって普通?(笑)
なっちんと逢ったら・・・どう「感じる」のかな? それよりも、ワタシがどう感じてもらえるか、だよね。やっぱ「変なヤツ」と思われるのかも?(笑)
by 猫たぬき (2008-04-05 16:19) 

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