猫たぬきの、気ままカフェでのんきにお茶を。

蕎麦アレルギーになっちゃった・・・のだろうか?!　[旅の話] [編集]

　どうも、いらっしゃいまし。
日本茶で、まったりしませんか？

　さて・・・。
　すーっかり更新することを忘れておりました「旅日記」。
　前回の弘前ねぷた祭り記事を書いてから、早ひと月・・・。おいおい、今更かよ、というお声が聞こえてきそうですが、シツコク書いていきます。お暇な方はお付き合いくださいまし（＾＾）
　本日のお題「猫たぬき、不覚!!　再び・・・」です。「水曜どうでしょう」ファンの方以外には、何のこっちゃわからないと思いますが、食前食後は読むのをお控えくださいますよう、ご注意を。

　青森から五能線の海沿いを、ひた走る。本日のお宿のある秋田へ。途中、海の見える食堂で、
イカ刺しとイカ焼そばを食べる。
　この日は快晴。太陽の照り返しを受けて、水面は光り輝くマリンブルー。しかし風が強くて、海はかなりの高波。鳥は何とか流されないように踏ん張って沖へと進路を向けておりますが、悲しいかな、強風に押し戻されてくる。鳥のみならず、ヒトにも危険な気象条件。如何せん、気温・湿度共に高すぎる。
　海が見える絶景ポイントの立地なので、一応テラス席も設けられておりますが、外で飲み食いする人間は誰もおらず、暑さをものともしないヤンチャなガキども・・・いえ元気なお子様方だけが、海に出てキャッキャはしゃいでおりました。それを見守る親は、まさにバテバテ状態。子供を背負っているご婦人の背中には、暑さにヤラれ、ぐったりとした赤ちゃんが、こなきジジイのごとく張り付いております。・・・帽子もかぶらせず、熱中症になるぞ、オイ。
　それにしても走り回る子供というのは、気候にまるで関係なく、どうしてあんなに元気なのか？　若さというのは、暑さ・寒さを感じないのかしらねぇ。

　秋田名物・・・と言えば？　「あきたこまち」と「きりたんぽ」・・・かな？
　しかし、この暑さにヤラれ、食欲はまるで湧かない。何を食べたか記憶にない・・・。う～ん、名物を食べたんだろうか・・・？（何でイカ焼きそばは覚えてるんだろう？）
　秋田で一泊した次の日。
　岩手方面へ向かって、本日のお宿のある盛岡へ。
　角館～田沢湖～小岩井農場を回って、盛岡へ行くつもりでした。

　角館は、古い町並みが並ぶ、いわゆる「小京都」という感じの風情です。桜皮（かば）細工が有名のようですな。お土産物屋さんをひやかして歩きました。
　この日も気温は３０度を軽く超え、文字通り「うだるような暑さ」であります。歩いているうち、購買意欲すら失くすほど、クラクラしてくる・・・。ひやかしも早々に退散いたしました。

　次は田沢湖。
　「水曜どうでしょう」で、サイコロの旅３の後編に出てくる、大曲から盛岡までの代行バス。
「鈴井さん、泣かないでよ・・・。鈴井さんに泣かれたら、俺、どうしたらいいのよ？」
「（涙ぐみ）子供の顔が浮かんで・・・」
というあのシーンですな。
　その代行バスルートの休憩地点が、この田沢湖駅前。

　あの頃は、まだ新幹線が開通しておらず、工事中でしたけどね。（だから代行バスが出るんだが）
　ここで、昼食を取ることに。
　名物は・・・。何でしょね？　殿が「比内地鶏が食いたい」と言うので、近くのお蕎麦屋さんへ。
　ここで、比内地鶏の陶板焼きとお蕎麦を食べました。
　この店は徹底して「蕎麦」に関するものしか置かないというポリシーがあるのか、お茶をテーブルに出しながら、「蕎麦茶でございます」。
　蕎麦茶ねぇ・・・。と、特別感動することもなく、普通に啜っておりました。比内地鶏も、天ぷらも蕎麦も同様に、さしたる感動はなく。（関西人は、蕎麦よりうどん好きなので）
　・・・この食事が、後に「猫たぬき不覚!!」を引き起こすことになろうとは、露とも知らず・・・。

　田沢湖を出て、小岩井農場へ。
　しかし残念ながら、時間の都合上入れませんでした。（５時で終わりだから、最終入館は４時半までなのね）　せめて名物のソフトクリームだけでも食べたかったと殿は申しておりましたが、ワタクシはそれどころではなく・・・。
　最初は、単に気温や湿度にヤラれた熱中症かと思っていたのですが、車の冷房に当たっていても、頭を水にぬらしたタオルで冷やしても、さしたる効果はなく、どんどん気分が悪くなっていく。頭はガンガンしてくるし、消化しきれてない胃の中身が大暴動。
　・・・こう言えば、もうお解かりでしょう。食事前の方はスルーしちゃってください。

　猫たぬき、不覚!!

　殿と同じメニューを、同じ時間、同じ状況で食べているのだから、食中毒はありえない。
　しかし、なぜワタシだけが・・・？
　と、トイレとお友達状態になりながら、たどたどしい思考をフル回転して考えておりましたら、突然ハタっと気付きました。
　そうか!!　「蕎麦」だ!!　・・・と。

　以前、松本から高山へ旅行したときのこと。
　あの日も、松本で名物の蕎麦を食べて、そのあと「猫たぬき、不覚!!」になった。
　あの状況と同じだ。
　好きとか嫌いとかじゃなく、体調がどうのでもなく、胃が、胃そのものが「蕎麦」という食べ物を拒否してる、この感じ・・・。
　思い出しながら書いているだけで、またもや気分が悪くなってしまった。ここら辺でやめとこう・・・。

　とにかく、あの「蕎麦を食べたあと」に起こった気分の悪くなりようが、まったく同じであったこと。
　ワタシは、何が原因かわからないけれど、胃が蕎麦を受け付けない、「蕎麦アレルギー」になってしまったのだった・・・。
　まぁね・・・。関西人のワタシはうどん派で、蕎麦が食べられなくなっても、別にさしたる支障はないのだけど。もともとがそんなに好きなものじゃなし。これが「お好み焼きアレルギー」だったりしたら、大変なことだけど・・・。
　一度「わんこ蕎麦」を何杯食べられるか？　という記録に挑戦したかったけど、それは夢で終わるんだなぁ。しかし、今まで平気で食べられたものが、突然胃が受け付けなくなることってあるのね。サバとか貝でアレルギーが出るとか聞いたことはあるけど。ある意味、不思議だ・・・。

　それから何とか盛岡までたどり着けたけど、もちろんその夜は、何を食べたか覚えてません。と言うか、何も食べなかったような気がする・・・。いくら食い意地の張ったワタクシでも、さすがにねぇ？
　ちなみに、盛岡の名物は「冷麺」らしいです。
　どんなに美味くたって、この状況じゃ食えないって!!　だいたい蕎麦も冷麺も、「麺類」じゃん!!　ただでさえ、好き嫌いが多いのに、これ以上食べられないもの増やしたら、ワタシの食生活はどうなるのか。

　しかし、次の日の朝はケロリとして、昨夜食べられなかった分を取り戻すかのように、朝ごはんをガッついていたので、殿に呆れられながら、「（昨日は）仮病やろ？」と疑われたことは言うまでもない・・・。
　いや、仮病じゃないんす。本当に「蕎麦アレルギー」になっちゃったんだってば!!
　それ以降、蕎麦のみならず、「蕎麦」と名のつくものは一切口にしてません・・・（－－）
　さて。次回は旅日記「花巻編」だっ!!　う～ん、まだ数回分あるなぁ・・・。

　それでは、お茶にいたしましょう。
　ゆっくりとお茶を楽しみたいとき。飲みたくなるのは、なぜか日本茶。手間暇かけて淹れると格段に美味しくなる。
　肝心なのは、お湯の温度。湯冷ましでゆっくり温度を下げて、急須で茶葉をゆっくり蒸らす。
　静岡に住み始めたからか、日本人の中にある「茶の心」が疼くのか、日本茶をゆっくり淹れると心が和みますな。和菓子と一緒に、ゆっくりと日本茶をいただきましょう。
　それではまた後日、お逢いしましょう・・・♪