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人「マネ」することで、自分の「個性」をおろそかにしていませんか? [私の精神論]

 どうも、いらっしゃいまし。
お茶をご一緒しませんか?

 全国的にすごい雨ですね。床下床上浸水で非難している人たちも大勢いるというニュース。昔の梅雨は、毎日雨がシトシト降って晴れた日がない、というイメージだったように思いますが、今は梅雨の晴れ間が何日も続いたかと思ったら、このドカ雨。やっぱり異常気象なんでしょうか?
 さて、数日前に26時間テレビなるものをやっていましたね。全然見てなかったのですが(大体、26時間って中途半端な時間に意味があるのだろうか? 24時間テレビを各局がやるから? それに勝ちたいための追加の2時間かい?)テレビのチャンネルを変えているときにちらっと見ました。そのとき、モノマネかなんかがやっていたんですね。それで今日のお題「マネって楽しいの?」です。

 テレビ画面には、マイケル・ジャクソンもどき、中田英寿氏もどき、矢沢永吉氏もどき、などの人たちが並んでいました。似てるんだか、笑いを取るためなのかは知りませんが。
 私は、モノマネを否定しているわけではありません。それを芸として仕事をしている方もいらっしゃいますしね。モノマネ四天王とか、最近では山口智光氏とか、中川家の礼二氏とかね。ああいう、人の一瞬を捉えたモノマネは見ていて楽しいし「すごいな、よく観察してるな~」と感心してみてしまいます。それは「芸」です。
 しかし、そっくりさんはどうなんでしょう? あれって楽しいのかしら? その有名人になりきり、もともと似ている顔かたちをさらにメイクなどでパワーアップさせ、しぐさからしゃべり方、何もかもマネして、それで楽しいんですかね? まぁ、やっている本人が「楽しいからやってるんじゃ」とおっしゃるならそれはそれで結構。外野が何もいうことはありません。でも「自分」はいらないの? と聞きたくなります。

 私たちは生まれ落ちた瞬間から、ひとりの人間として名前がつき、今までの人生を生きています。それは誰にも代われない、その人だけの人生のはずです。それが「誰か」のマネをすることで、その人という個性を捨ててしまって、それでいいのだろうか? と思うのです。仕事としてしているのなら、まあわかります。「仕事」を終えれば、自分という個性を取り戻す時間があるのでしょうから。
 私が不思議に思うのは、若い世代の人たち。いいえ、昔からこういう現象はありましたね。私たちより前の世代は、小林麻美さんだったのかな? そのあとが、W浅野で有名な、浅野温子さん、浅野ゆう子さんでしたか。繁華街に「ワンレン、ボディコン娘」が溢れていたのは。私は流行とか流行りモノに疎かったんですね。本ばっかり読んでた気がする。テレビも見てなかったしな~(ちなみにあの頃は誰もが知っていた大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」を知らなかったんです・・・)。誰が有名で何が流行ってるか、当時は知らなかったので、誰をマネてるんだかわかりゃしなかったのですが。今の世代では、エビちゃんとかいうモデルの人なのかしら? 巻き巻き髪の。繁華街には「茶色い髪の巻き巻き娘」で溢れている。

 何々ちゃんが着ている服がほしい! とブティックはその服だけがバカ売れし、誰だれさんが新しい髪型にすると、美容院に一斉に切り抜きを持って殺到する。それでいいのかなぁ・・・。みんな業界の思う壺じゃないのか? と思ってしまう。
 だって、どれだけ髪型をマネしたって、同じ服を着たって、メイクをマネたって、エビちゃんその人にはなれないんだよ? 彼女がどういう人だか知りゃしませんけど、彼女が今の人に受けているのは、彼女の持って生まれた美貌もあるかもしれないけれど、今まで培ってきた彼女の個性があるからなんだと思う。その個性は人それぞれで、決してマネでは手に入れられない。いくらしぐさをマネたって、しゃべり方を同じにしたって、所詮はモノマネでしかない。なぜ、もっと自分の個性で勝負しないんだろう。

 私は、昔からおしゃれには興味が薄い(今はオサレというんですか?)。化粧をし始めたのは、働き始めてからだし、衣服などは、裸で外歩いたら犯罪になるから着ている、という感じです。家にいるときは動きやすいものを。外出するときは、見ている人が不愉快にならない程度のものを身に着け、夏なんかは特に清潔感第一を考えている。実にシンプルな衣装ライフです。ドレスなんか一枚も持っていないし、当然シルクの下着なんか買おうという気さえ起こらない(うちのベランダには絶対下着泥棒なんてこないね)。
 今は、小学生が化粧をして付け爪をする時代なんですねぇ。子供の化粧品事情のドキュメンタリーを見てびっくりしました。あのね、年齢と共に衰えたお肌に栄養を与えるために美容液があり、年とともに出来る皺を隠すために化粧品を塗るんですよ。外出するとき人に不快感を与えないためのマナーです。もちろん女としていつまでも美しくありたいという女性の心意気でもあります。それを、ピチピチ弾けるような肌に化粧品なんて塗ってどーするの? と思う。今はいいよ、でもね、もっと大人になった頃、肌がボロボロになってるよ、きっと。どうせやるなら、基礎化粧品に気をくばり、肌をいたわることを覚えればいいのに。紫外線がどうの、って問題になってるんだから。
 子供が化粧っていうのも、大人の「マネ」なんですかね。もっと料理とかそういう他のことに関心もってくれりゃいいのにな~と思うのは、もう若くない世代のヒガミなのかしら?

 話が脱線しましたが、人の「マネ」をする人々。もう少し「自分」というものを見直してあげましょうよ。誰が何といおうが、あなたはあなたでしかないのだし、あなたであることが素晴らしいのだから。
 私は常々、人は人と比べることは出来ないと思っているし、このブログで言ってもいる。最近では「ヒデ(中田英寿選手)はイチローになれなかった」っていう報道ね。中田英寿氏は中田氏の個性があるから素晴らしいのであり、イチロー選手はイチロー選手にしかない個性があるから素晴らしいのだ。誰も誰かの代わりになどなれないし、ならない。他にもいろいろありますね。「何々界のベッカム」とか「何々界のシャラポワ」とかね。その人個人を見るっていう最低限のマナーを忘れている報道で、何が伝えられるのかと聞きたい。
 誰も、誰かのマネをしなくたっていいんです。自分は自分で。誰にでも、自分にしかない個性があるはずです。それを見極めて育てていけば、誰のレプリカでもない自分になれる。
 私の個性ですか? そうですねぇ・・・。とここでしゃべってしまうのは簡単なようで案外難しい。こういう話は好きな人と二人でするものです。自分の好きな人に、自分の個性を好きになってもらうものです。
 巻き巻き髪にして、同じ服を着て、同じバックを持って繁華街を闊歩して、数人の人間に振り返られたところで、しれたこと。ちょっと気分がいいだけで、何も自分を豊かにしてくれない。
 本当に人を豊かにすることは、大切な人に「好きだ」と言ってもらえること。作った自分ではなく、素顔のままの自分をね。自分の個性が最大限に輝いたとき、人は幸せだと感じられるんじゃないかなと思います。人マネをやめて、自分の個性を探してみてはいかがでしょうか? きっともっと素敵になれますよ、お嬢さん(みのさんになってしまった・・・)。

 さて、お茶にしましょうか。今日は、美肌効果のあるローズヒップのお茶にしましょう。紅茶とブレンドして飲むのは初めてなんですが。
 それではまた、お逢いしましょう。


2006-07-18 19:10  nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
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コメント 4

m_kikuchi

確かに、みんなでわたれば怖くない(恥ずかしくない?)式の考えや行動が氾濫していますね。
by m_kikuchi (2006-07-18 23:36) 

猫たぬき

こんばんはあすなろうさん(^^) ホント、みんなと一緒なら大丈夫って意識はどこから来たんでしょうね。個性が大事だと思うけどなぁ・・・。
by 猫たぬき (2006-07-19 00:38) 

kiyo

猫たぬきさん、こんにちわ!
私もあまりおしゃれさんではありません。
たまに行く美容院で、おしゃれな繰り返し語雑誌を手渡されると、
見る(読むではなく)ところの少なさに、困ってしまいます(笑)
化粧を始めたのは、もちろん働き始めてからですし、
いまだに「東京ラブストーリー」は、どのような話か知りませんしね。
by kiyo (2006-07-19 14:20) 

猫たぬき

こんにちはkiyoさん(^^) やっぱり「どうでしょう」以外でもkiyoさんとは気の合うんだっ!! 嬉し~!!(うれしーと叫んでるんじゃないよ)。
そうなんですよね~。美容院でオサレな雑誌を渡してくれるのは、親切からだとわかってるんだけど、渡されたこっちは、別にいらないんだけど・・・って感じるよね。かと言って、小説持ってって真剣に読むわけにもいかないし。困るよね。あの時間って(笑)
by 猫たぬき (2006-07-19 15:40) 

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