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イタリア優勝。いいんだけど・・・やっぱり納得できない!! [スポーツの話]

 どうも、いらっしゃいまし。
さぁさ、一服いかがですか?

 ドイツW杯、終わってしまいましたね。決勝戦、イタリアvsフランス。ビデオをセットして寝てしまおうと思っていたのですが、ついつい前半だけ・・・と見てしまいました(フジテレビの思うつぼかっ?!)。

 前半フランス、ジダン選手の一点で先制するも、イタリア、マテラッツィ選手のゴールですぐさま追いつかれる。一対一の同点。いや~さすが決勝戦。気合の入り方が半端じゃない。どっちもものすごい気迫。両者、すさまじいほどの勢い。試合終了のホイッスルが鳴ったら両チームともそのまま倒れてしまうんじゃないかと思うくらい。
 一対一のまま前半終了。ハーフタイム。ここで私もテレビの前から立って、髪を乾かしたり歯を磨いたりと寝る準備にかかる。さすがに徹夜は出来ません。
 さあ寝よかとテレビの前に戻ってくると、すでに後半が始まっている。い、いかん。どうしてテレビを消しておかなかったんだ。見てはいけない。寝るんだ。もう寝るんだ・・・。と頭のどこかで命令する。ビデオ撮ってるんだから、明日見りゃいいじゃん、と、わかってはいるものの、目は画面に釘付け。眠い・・・見たい・・・もう寝たい・・・でも見たい・・・。記憶がところどころ飛びながらも見てしまった後半戦。しかし試合は依然、一対一のまま延長戦へ。こりゃいかん。もう寝る。絶対寝る。と思いつつまだ見てしまった。ビデオ動いているけど、意味ないじゃん、と思いつつ・・・。
 90分戦い抜いた後の延長戦だというのに、今試合が始まったばかりかと見紛うほどの元気な両者。そして、そして・・・ジダン選手、まさかの退場。いっぺんに眠気も吹っ飛びましたよ(もう朝の5時回ってたけど)。あれはないよね。そりゃ確かに頭突きはイカンけど、ジダン選手だって理由なく頭突きを食らわすはずがない。画面に少し映っているのは、相手がジダン選手の動きを封じるような動きをしているところだけれど、あれだけで頭突きはしないだろう。きっと今まで見えないところでいっぱい邪魔されていたんだと思う。それを審判は、その状況を見てもいないくせに、ジダン選手が頭突きをしたという事実のみで、レッドカード退場はないんじゃないかと思う。ジダン選手を退場にするなら、喧嘩両成敗、相手だって退場にするとか。暴力行為はレッドカードってわかってるけど何とかイエローで済ませるとか。他に手段はなかったのだろうか? 決勝戦なんだし、審判も杓子定規な判断でなく、もう少し粋な計らいをしてほしかったなぁ。・・・なんて、ジダン贔屓だろうか? そりゃ手(いや頭)を出した彼が悪いと言われりゃそうだけど。しかし、熱い男、ジダン選手の最後の勇姿が、肩を落として去っていくあの後姿なんて悲しすぎる・・・(泣)

 結局、一対一のまま延長戦終了。PK決着となる。PKで試合が終わるってどうもしっくりこないな~と思いませんか? あれってほとんど、運頼みとしか言えないような気がして・・・。
 結局、フランスが一回PKを外して、イタリアの勝利。イタリアとフランス、確かにどっちが勝ってもおかしくない試合だったんだし、いいんだけど・・・。せめて、ジダン選手を退場させず最後まで戦わせてほしかったな。ジダン選手がいて、それでPK負けなら、納得できるんだけど。イタリアが最後にPKを決めて優勝が決まった瞬間、そう思った。・・・やっぱり納得できない!! ってね。
 今は、イタリア、優勝に酔いしれているから気付かないだろうけど、日が過ぎて酔いが覚めたとき「何となくしっくりこない気分」を味わうんじゃないかな、と思う。死闘を戦い抜いた相手と、お互いを称えあってがっちりと抱擁していないんだもの・・・。

 三位決定戦の方が盛り上がった感がある。開催国ドイツだってこともあるし、カーン選手が出てきたからね。4年前と同じ、気迫のスーパーセーブでドイツを勝ちに導いた。思うんだけど、二位より三位の方が、喜び度が高いような気がする。負けて銀メダルの二位。メダルは銅だけど、勝って三位だからね。だから四位って余計辛いね。準決勝で負けて、二度負けるんだから。

 それにしても、男同士ががっちり抱き合う姿は、何となくウルッとこみ上げてくるものがあるね。クロアチア戦、川口選手のスーパーセーブの後、中田英寿選手とがしっと抱き合うシーンとか。準決勝のジダン選手とフィーゴ選手がお互いのユニフォームを交換して、がっちり抱き合う姿とか。全力を出し切って戦ったから、例え勝っても負けてもお互いを称えあって抱擁が出来るんだろうな。
 ジダン選手とトッティ選手の熱い抱擁(こう書くと誤解を招くかな?)見たかったなぁ・・・。

 結局決勝を最後まで見て、撮ってたビデオをジダン選手退場のところまで巻き戻して、何度も見直した。それでも納得できずにいた。殴るとか、足を引っ掛けて転ばせるとかなら、まだわかる。いくら熱くなるジダン選手だからと言っても、あんなに怒りをあらわにした頭突きなんておかしいよね。
 それにしてもマスコミ関係者。映すなら前後をきちんと報道してほしい。ジダン選手の頭突きのシーンばっかり。あれじゃ、退場になって当然。一方的に悪いと言ってるようなものじゃないか。怒るには、怒るなりの理由がある。ケンカはひとりじゃできないんだよ。

 とにかくこれでW杯のことをネタに書くのは、おしまい。今度は四年後。
 このドイツ大会で引退する選手もたくさんいる。中田英寿選手もそう。残る人、去る人、いろいろあるけれど、それは人それぞれの人生だし、選んだ生き方なんだよね。
 選ぶって、簡単なことじゃない。選ぶとは、片方を手放すということ。生半可なことではないし、決して覚悟なしには出来ないのだ。それがどれほど辛いことか、それは本人にしかわからない。「我が人生に悔いなし」(裕次郎かっ)、と死ぬ前に言えるような生き方が出来れば、それは素晴らしいことだと思うし、そんな生き方の出来る人を、私は尊敬する。

 それでは今度は四年後、オシムジャパンがW杯のピッチに立てることを願いましょう!
 ありがとう、ドイツW杯! ありがとう、ジーコジャパン!


2006-07-11 03:47  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
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コメント 2

itotatu

猫たぬきさんこんにちは。決勝は結局見れませんでした。
イタリアとフランスだと自分はピルロが好きなので
イタリアを応援していました。ただ頭突きの件で後味は
悪くなってしまいましたね。あの前にジダンとマテラッツィの間で
どんな伏線があったのかはよくわかりませんが。
この件はまだこれからも色々ありそうなので静観します。

一方3位決定戦は後半見ました。カーンはやはりすばらしいです。
シュバインシュタイガーの2ゴールも見事でした。
ポルトガルを応援していた自分も脱帽です。
後見事といえば上川主審ですね。
最初で最後のW杯本戦の主審だったのにも関わらず
毅然として公正なすばらしい主審だったと思います。
負けたポルトガルのスコラリ監督からも褒められたというのは
すばらしいですね。
廣島副審とともに本当にお疲れさまでしたと言いたいです。

ワールドカップ終わってしまいましたね。
この一ヶ月間いい試合を見ることができました。
改めて参加した全選手・関係者の方にお疲れさまでしたと
言いたいところです。
ということで自分は野球モードに戻ります。
by itotatu (2006-07-12 11:13) 

猫たぬき

こんばんはitotatuさん(^^)そうですね。審判って大事ですよね。WBCの時のようなとんでもない審判もいたりするし(^^)上川主審は今回最後なんですよね、43歳。審判って定年が早いんですね。まあ、あのコートを選手と一緒に走り回るのはキツイですかね。ホントお疲れ様ですね!
itotatuさんは野球が一番好きなんですか? 私は、高校野球はよく見てたんですけどね、WBCと。また遊びに行かせてもらいます♪
by 猫たぬき (2006-07-12 20:18) 

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