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マザコン男が多いから、「父の日」は関心が薄い?! [愛の話]

 どうも、いらっしゃいまし。
ささ、今日のお茶はいかがいたしましょうか。

 今日は父の日ですね。どうも父の日は母の日ほど盛り上がりませんね。デパートなども母の日は赤いカーネーションなど飾って大々的に「母の日コーナー」を作るのに、父の日はどうも地味ですね。と、ここまで書くと「あ~今日はお題、父の日の思い出ね」と思うでしょ? 違います。今日のお題は「マザコン」について。このブログは世の男性にぜひ読んでいただきたいものです。

 マザコン、正しくはマザー・コンプレックス。意味を調べてみると「母親に性愛を感じ、父親を敵視する幼児体験のこと」とあった。おいおい、過激な表現やな・・・。これはギリシャ神話にあるエディプス・コンプレックスのことじゃないか? まあ、話としては変わりないですけれど・・・。
 日本の男のほぼ98%はマザコンである、と何かのテレビで言っていました。どこから98%という数字を持ってきたのか不思議だけれど、なるほどね~と思うところはあります。その昔、女は戦略の道具とされていた時代でも、母親だけは大事にされたものです。でも、どうして母親だけなのでしょうね。男は基本的に母親には頭が上がらないといいます。生まれてきた構図通りですね? 母親そのひとがいなければ、自分は存在しなかったわけですから。(父親だってそうじゃないか! とお思いでしょうが、やっぱり産んだ人の方がすごいわけで・・・)

 「男は母親が大事」なのは仕方がありません。産み育てた人にはかなわないわけですから。しかし世の女が怒るのは全く別のこと。何で男はことごとく母親と妻を比較するのでしょうね。
「煮物の味、薄すぎないか?(ため息)母さんの肉じゃが、旨かったよな~」
夫に喜んでもらおうと好物の肉じゃがを料理本片手に半日煮込んだ妻は当然怒ります。
「不味いんだったら食べていただかなくて結構! そんなこと言うんだったら、お母さんに作ってもらえば!」 
 夫婦喧嘩は犬も食わんと申しまずが、それは二人の意見や気持ちの食い違いの場合だけ。母親と比べられることほど、妻の神経を逆なですることはありません。男だってそうでしょう? 「パパとは大違いだわ」と言われたらどんな気がするでしょう。(世の中、ファザコン女が、マザコン男より少ないことが男にとって救いなのでしょうな)

 人間は、誰かにとって唯一無二の人間になりたいと思っているのではないでしょうか。
 「あなたが大切、あなたが必要、あなたでなくちゃダメなの、と」
 結婚するとき、そう誓ったはずです。健やかなるときも病めるときも愛することを誓う、と。それなのに男は、新婚そうそう妻に母親役を押し付け何をやっても許されると信じている。妻が怒らないわけがない。夫も新米なら、妻も新米なのです。二人で結婚することを決めたのだから二人で結婚生活を作っていかなけりゃいけないのです。夫は妻を育て、妻も夫を育てるのです。
 ステップⅠ。それは「誰とも比べないこと」。夫にとって妻は唯一無二の人。妻にとって夫は唯一無二の人なはずです。そう誓いました。だったら誰とも比べなくても良い、比べる必要などないのです。相手の良いところも悪いところも好きになって結婚したはずだからです。でもそれではお互いに成長しません。
 それではステップⅡ。「ちゃんと褒めること」。妻は料理初心者なのですから、母親の年季の入った料理の腕と比べられるはずがありません。しかし、ちゃんと口に出して褒める「おいしいね」と。誰だって褒められれば嬉しいものです。次はもっと美味しいものを作ろうと思うはずです。大好きな夫が食べてくれるのだから。妻もちゃんと夫を褒めましょう。感謝もいいですね。「今日もお仕事お疲れさま」と。こう言われたら「誰のおかげでメシが食えると思ってんだ!」などという暴言は吐けないと思います。大好きな妻に頼りにされているのですから。
 うちは、夫が働き妻が家で家事をする、という家庭ですから上記のような例になってしまいますが、共働き夫婦だって「誰とも比べないこと」「ちゃんと褒めること」の二つは実行出来ると思います。この二つの共通点は「思いやり」です。家事の分担だって、思いやりから始まるのです。そんなのキレイ事だわ、と思う方もいらっしゃいましょうが、この二つは何も夫婦間だけのことではないのです。親と子にも通じます。よその子供と比べる必要はないし、ちゃんと褒めてあげれば子供は驚くほど一生懸命がんばるはずです。出来ないことをなじるより、出来ることを褒めて伸ばすほうがお互い楽しくありませんか? 花に水を与えるように、夫にも妻にも子供にも、ちゃんと愛情という水を与えましょうよ。そして、愛情は言葉や態度に表さなければ伝わらないということを知りましょう。ちゃんと「愛してる」「好きだよ」と言いましょう。子供を抱きしめてあげましょう。特にマザコン男は「母親が大事」という気持ちを知っているのだから、それをそのまま妻や子にしてあげればいいだけです。簡単でしょう? 世の男98%がマザコンだというのなら、98%の男が女に優しくなければならないはず。なぜなら一番好きな母親は女だからです。
 私はレイモンド・チャンドラーの小説に登場する探偵、フィリップ・マーロウに憧れているのですが、彼の名言にこんなのがあります。
「人はタフでクールでなければ生きていけない。しかし人に優しくなれなかったら生きている価値がない」(う~ん、訳がちょっと違うかも。でもたぶん、こんなニュアンスだと思います)強い男は、優しい男でもあるわけです。
 マザコンマザコンとまるで悪い男の代表のように言われるけれども、男が母親を大事だと思うことは当たり前のこと。むしろ人を大事に思うことを知っている分、優しく心が豊かなのです。今の世の中、母親に甘やかされ放題のナヨナヨした「冬彦さん(懐かしい響きだな~)」的マザコン男ばかりではないでしょう。今から結婚する人は、彼女に言いましょう。「俺にとって母親は大事だ。でも君とこれから作っていく家庭はもっと大事なんだ」と。自分を「唯一無二の女」だと思わせてくれる男が、女にとって「唯一無二の男」になるんです。そして、そんな男を夫とした妻や子が、大事にしないわけはありません。父の日は、きっと「お父さんいつもありがとう」と祝ってくれるでしょう。今の世の中、父の日があまり盛り上がらないのは、男は自分の母親は大事にしても、自分の妻や子をさほど大事にしていなかったからではないでしょうか? これから先、父の日が母の日ほど盛大になることを願っております。マザコン男、がんばれ!

 それではお茶にいたしましょう。今日はハーブティーなどで気分を変えてみましょうか。レモングラスと紅茶のブレンドティーを。さっぱりとしてほのかなレモンの香りが気分を癒してくれますよ。
 それでは、またお逢いしましょう。おやすみなさい。


2006-06-18 02:38  nice!(2)  コメント(6)  トラックバック(0) 
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コメント 6

こんばんわお邪魔します、もぐもぐです(^^)
楽しく読ませていただきました♪なかなか興味深いお話がありゆっくりと読みました。そういえば父の日でしたよね・・・(^^;ふふ、今度帰った際にでも何か美味しいものを買ってかえろうかな。
どうでしょうのお話も聞かせてくださいね。楽しみにしてます。
また遊びにこさせて頂きます~
by (2006-06-19 00:12) 

COLE

共感しております!
by COLE (2006-06-19 00:25) 

猫たぬき

こんばんはもぐもぐさん(^^)来てくださったんですね。どうでしょうの話、したいです~。取り急ぎDVDを買わなければ・・・。私はサイコロの旅が好きなんですけど、もぐもぐさんは? 東北生き地獄ツアーとか絵葉書の旅とかも面白いですよね! またおじゃまさせていただきますね~♪  
by 猫たぬき (2006-06-19 02:05) 

猫たぬき

こんばんはCOLEさん(^^)共感してくださって嬉しいです。でもCOLEさんは男性では・・・? まさか男性の方に共感していただけるとは。男性の方からは批判コメントを覚悟しておりましたので。
by 猫たぬき (2006-06-19 02:08) 

m_kikuchi

おじゃましま~す♪。世の中は難しいですね。
そういう旦那をこき下ろしている妻が一方で、また我が息子を”マザコン”に何十年後かに育て上げているんですね(笑み)。
元来母親と妻は比べる対象ではないはずなんですよね。愛情の質が全く違っているんですね。
 世のお母さん方、次世代の女性に頼りがいのある、マザコンでない息子に育て上げましょうね。過保護にならないように。
by m_kikuchi (2006-07-07 10:03) 

猫たぬき

こんにちはあすなろうさん(^^)そうです! 母と妻はまったくの別ものなんです。母からは愛情を一身に受ける立場であり、妻とは対等に愛を交わす立場なんですから。う~ん、でも昨今、マザコンでない男を探すのは至難のワザらしいですよ? 今って一人暮らしの男の人って少ないですしね(遠くの学校とか職場以外)。どうも自立している男が少ない。夫を選ぶなら、まず一人暮らしの経験があるかどうか、っていうのが必須条件ですね。ママ離れしてもらわないと(^^)
by 猫たぬき (2006-07-07 14:59) 

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